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学生生活|イベント
2014/9/12
2014年9月12日(金)、APUは2014年秋の学位授与式をビーコンプラザ・コンベンションホールで行いました。学部と大学院併せて36カ国・地域から448名(国際学生356名、国内学生92名)が晴れの日を迎えました。この日のビーコンプラザは、世界各地から集まった卒業生のご家族や友人の笑顔と涙で溢れ、人生の門出を迎えた卒業生を祝福しました。
是永 駿APU学長は、「私たちが掲げる目標は、世界ナンバーワンのグローバルラーニングです。この世界屈指の多文化環境で、現代社会にふさわしいグローバル人材を育てます。私たちは単に外国語を駆使し、国際的な競争環境で打ち勝つだけの人材の育成を目指してはいません。多様な文化、グローバル社会の仕組みや論点をまなび、相手を尊重し、違いを認め、時には生じる対立を乗り越えて、他者と協調、対話しながら、新しい価値を生み出す人間、それこそが私たちが考えるグローバル人材です。それは皆さんがすでにAPUのキャンパスライフで経験し、自ら切り開いてきた道でもあります。」と激励の言葉を卒業生たちへ向けて贈りました。続いて代表学部卒業生と代表大学院卒業生は、これまでの学生生活を締めくくる挨拶をしました。
学部代表生として、今年度の安藤百福名誉博士栄誉賞の受賞者であるTEERAWAT Kanmaneeさん(国際経営学部、タイ王国)は、感謝の言葉と共に卒業生全員へ向けて「尊敬すべき安藤百福博士は夢に溢れた方でした。そして決して諦めない強さを持つ方でした。博士は22歳の時に自分の会社を立ち上げ、時には生活に困る時さえありましたが、多くの困難を乗り越えて、48歳を前にしてインスタントラーメンのチキンラーメンを発明されました。そして日本で最も成功した人々の一人になられたのです。
私が今日、栄えあるこの場に立ち、このような素晴らしい機会を与えていただけたのも、将来のリーダーを育成・支援するという博士のビジョンや熱い思いのおかげです。この機会を与えていただいたことに深く感謝いたします。」とのメッセージを贈りました。
大学院生の代表としてHALYS Piotr Lukaszさん(経営管理研究科・修士課程、ポーランド共和国)は、「私の専攻である国際ビジネスにおける研究全体を通して、経営とは規則や規定に限らず、そのほとんどが“人”に関わることであるとわかりました。外国企業への投資でも、国内市場での小規模な事業経営であっても、契約の締結や交渉をする相手、仕事や事業を依頼する人々の中に身を置くこととなります。周囲の人々への気遣いや、尊敬の心、励ましや支援などは決して無駄にはなりません。キャリアと私生活の双方を成功に導く鍵は、同僚や家族、コミュニティと良い関係を持つことであると私は強く感じます。
また、特に日本で学修・研究する中で、効果的な経営手段における持論についてもいくつか考察することができました。日本式の経営手法、その特徴とされる終身雇用制度、集団連帯責任、長期的な視野に基づく計画といった例を学びました。アジア以外の国で、こうした日本式の経営手法が全て適応するとは言い難いですが、そのいくつかは西洋でとられる経営手法の良い代替案となり、多国籍企業でのキャリアを追求する多くの人にとって武器になり得ると信じています。」と述べました。
式典の後、卒業生一人一人に向けての学位記授与が行われました。卒業生は、喜びに満ちた笑顔で学位記を受け取りました。その後、卒業生全員による“We are APU”の掛け声と共に赤い学帽が一斉に高く舞い上がり、拍手が鳴り響きました。卒業生は、笑顔で会場を後にし、それぞれが新たな人生のステージに向って歩き出していきました。
2014年秋学位授与者数 | |||
国内学生 | 国際学生 | 合計 | |
アジア太平洋学部 (APS) | 55(0) | 72(1) | 127(1) |
国際経営学部 (APM) (アジア太平洋マネジメント学部4名を含む) |
35(0) | 231(1) | 266(1) |
学部合計 | 90(0) | 303(2) | 393(2) |
大学院アジア太平洋研究科博士前期課程 (GSAM) | 1 | 30 | 31 |
大学院経営管理研究科 (MBA) | 0 | 15 | 15 |
大学院アジア太平洋研究科博士後期課程 (GSAD) | 1 | 8 | 9 |
大学院合計 | 2 | 53 | 55 |
合計 | 92 | 356 | 448 |
()内はうち、早期卒業生の人数
尚、今回の卒業式の様子はUSTREAMを使ってライブ中継しました。配信映像はこちらからもご覧いただけます。
APUギャラリー
https://www.apu.ac.jp/home/gallery/article/?storyid=95