立命館アジア太平洋大学

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学長ノート

卒業生へのメッセージ

2014/9/12

是永 駿 第3代学長

この秋APUを巣立っていく448名の新卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。この素晴らしき門出の時を、本日ご臨席頂きましたご来賓の皆様、そして卒業生のご家族、ご友人の皆様と共に迎えられますことを大変嬉しく思います。

APUは、大胆な構想、制度のもとに2000年に開学され、この14年間、その構想の実現、実質化に努めてまいりました。多様性が創造性を生むという考えの下に、突出した多文化環境の実現を目指し、常に80カ国・地域から2千数百名の国際学生が正規課程の学部生として4年間、ほぼ同数の国内学生とともに学ぶという、他の追随を許さない多文化教育環境を実現しました。日英二言語による授業開講、春秋入学、クオーター制度などの国際標準の教育システムを採用することによって、多くの優れた国際学生を受け入れ、日本の中で最も国際化が進んだ大学として、日本の高等教育の国際化を牽引してきました。

14年が経過し、APUは、「日本の大学の国際化のモデル」としての役割はほぼ終了したと言えます。これからは、「国際化された日本の大学がいかに世界で通用するか」という新たな挑戦、その先頭にAPUが立つという新たな次元が始まります。言わば、世界への挑戦です。世界から評価され、世界で選ばれる真の国際大学へと、APUが飛躍する時代へ、私たちは足を踏み入れるのです。私たちは世界一の多文化環境をキャンパスに実現しました。次は、この環境を徹底的に活用して、教育で世界一を目指します。

私たちが掲げる目標は、世界ナンバーワンのグローバルラーニングです。この世界屈指の多文化環境で、現代社会にふさわしいグローバル人材を育てます。私たちは単に外国語を駆使し、国際的な競争環境で打ち勝つだけの人材の育成を目指してはいません。多様な文化、グローバル社会の仕組みや論点をまなび、相手を尊重し、違いを認め、時には生じる対立を乗り越えて、他者と協調、対話しながら、新しい価値を生み出す人間、それこそが私たちが考えるグローバル人材です。それは皆さんがすでにAPUのキャンパスライフで経験し、自ら切り開いてきた道でもあります。そのシステムを進化させ、いずれは世界中の卒業生が参画する教育、卒業生との共同開講授業なども実現させたいと考えています。

私たちは大学の運営体制も進化させたいと考えています。世界の高等教育のエキスパート、企業関係者などに卒業生も加えて、APUガバニング・アドバイザリー・ボード、すなわち経営諮問委員会を設置します。この委員会は国際的な視点、多面的な視点で、APUの現在と将来の展望について、厳しく検証していきます。つまり、APUは、世界中で活躍する卒業生を新たな教育パートナーとして連携し、このキャンパスに世界ナンバーワンの教育環境を作り上げたいと考えています。皆さんの先輩の中には、多くの企業で活躍している校友もいれば、オックスフォード大やロンドン大の教員もいますし、各国の政府機関、大使館に勤めている校友もいれば、メディアで活躍している校友もいます。中東のテレビ局アルジャジーラにも2名の校友がいます。

皆さんは今日から栄えあるAPUの校友です。APUは新たな次元に挑戦し、新しい地平を目指します。皆さんの輝かしい人生を祝福します。ともに世界へ挑戦しましょう。


2014年秋学位授与式のニュース



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