立命館学園

世界水準の高等教育機関を目指す

立命館学園は、2000年に創始130年、学園創立100周年を迎えた、日本の私立総合学園のなかでも、歴史と伝統をもつ学園のひとつです。

立命館は、近代日本の代表的な政治家で国際人であった学祖・西園寺公望が、1869(明治2)年、20歳の若さで私塾「立命館」を京都御苑に創設したことに始まります。西園寺は、「自由主義」と「国際主義」を標榜し、日本が世界の一員として十全な役割を発揮することをめざし、人類が歴史的に創りあげ継承してきた普遍的な価値をわが国に根づかせることを生涯の課題としました。

1900(明治33)年、この精神を引き継ぎ、文部大臣時代の西園寺の秘書であった中川小十郎が、勤労者のための夜学校「京都法政学校」を開きました。1913(大正2)年には、西園寺の許諾を得て「私立立命館大学」と改称。戦後は、末川博を総長に迎え戦乱と戦火に苦しんだ日本国民の総意としての「平和と民主主義」を教学理念として掲げました。今日の立命館は、北海道、滋賀、京都、大分にキャンパスをもち、二大学、四附属高等学校、四附属中学校、一附属小学校、学生・生徒総数約4万9千人を擁する、個性と国際性の豊かな総合学園として充実・発展してきました。創立以来の卒業生は、立命館大学約34万人、立命館アジア太平洋大学約1万人を数えます。

西園寺の残した精神は、130年以上を経た今も、人類共通の理念として輝きを増しています。立命館は「世界の立命館へ」というビジョンのもとで、豊かな創造性と人間味にあふれ、強いリーダーシップをもち、21世紀において人類全体が解決すべき諸課題に取り組むことのできる優れた人材の養成に努めていきます。

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