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学生生活|イベント
2025/03/27
2025年3月14日(金)、2025年春の学位授与式を行い、学部と大学院併せて763名(53ヶ国・地域からの国際学生538名、国内学生225名)が晴れて卒業しました。会場となった別府国際コンベンションセンター(B-Con Plaza)には卒業生や保護者、教職員が出席し、晴れの門出を喜びあいました。
式では米山裕学長が卒業生へ以下のメッセージを贈りました。
「卒業にあたって、皆さんに2つのお願いをしたいと思います。
1つ目は、正しく生きてほしい、ということです。人格は自ら作るものです。自分の行為、言葉、態度が自分で恥ずかしくないと思えるものか、常に考えてください。
2つ目は、一人一人の人間を大事にしてほしい、ということです。インクルーシブなAPU体験を生かして、これからの人生で出会う人たちを大事にしてほしいと思います。同時に、APUを経験した仲間(先輩、クラスメート、後輩)も大事にしてください。
今後の人類社会は、国際紛争、貧困、気候変動、環境汚染など多くの地球規模の課題を解決していかなければなりません。皆さんが、APUで身につけた専門的能力、世界の友人と支え合うネットワークの力、そしてコロナ禍を乗り越えたレジリアンスを生かして、それぞれが解決に向けてリーダーシップを発揮してくれることを願います。
皆さんのこれからの人生に幸多からんことを祈ります。ご卒業、本当におめでとうございます。」
―――学長からのメッセージの全文はこちらでご覧いただけます―――
学部卒業生を代表して、今年度の安藤百福名誉博士栄誉賞の受賞者であるMuhammad Ajnas AHMEDさん(国際経営学部、インド)は、様々な課外活動で弱点を克服しながら挑戦してきた経験を振り返り、将来の目標を述べました。「 私を支えていたのはただひとつ: 意志でした。例えば、高齢者とAPUの学生をつなぐ社会プロジェクト「ジェネキト」を始めた時、大きな計画はありませんでした。ただ、高齢者に喜びをもたらしたいという単純な意志だけでした。私たちが良い意志を持って行動し、自分より大きな目的に動かされ、努力を惜しまなければ、結果は自然についてくるものです。私の目標は、より良い世界を作る事です。それを達成するために、私は社会起業家になり、社会的責任の視点を持ってビジネスを構築する次世代の社会起業家を育成したいです。
私たちは共に成長し、つまずき、そして成功してきました。今日が私たち全員が同じ屋根の下にいる最後の日かもしれませんが、思い出に残る日にしましょう。私たちは見知らぬ者同士から友人となり、そして家族になりました。ありがとう。」
大学院修了生を代表してH P Nadesha Chathurangi SAMARATHUNGAさん(経営管理研究科、スリランカ)は、「私たちの多くにとって、MBA取得は現実になるずっと前の夢でした。MBA取得の旅路の中で数えきれないほどの決断をし、そして今日、私たちは新たな力、より深い理解、私たちを導いてくれる知識の蓄えを持って卒業します。」「APUでは、ただ勉強するだけでなく、優しさが大切であること、立ち直る力は目に見えない瞬間に築かれること、そして最も貴重な教訓はしばしば隣に座っている人から得られることを学びました。だからこそ、卒業は単なるお祝いではなく、困難を乗り越えてきた証なのです。」「世界は私たちを待っているのではありません。自らの行動のすべてに思いやりと知識、目的を持つ私たちを、世界は今、必要としているのです。他者を励まし、声なき人々に声を与え、現状に挑戦するような存在を目指しましょう。自分自身を信じ、旅路を受け入れ、心を込めて導くことで、意義のある影響を世界に与えていきましょう。」と力強く述べました。
式典の後には、恒例の帽子投げが行われました。卒業生たちの“We are APU”の掛け声とともに、赤い学帽が一斉に空高く舞い上がりました。笑顔あふれる卒業生たちは、それぞれの未来へ向けて新たな一歩を踏み出しました。
式典当日の映像は下記YouTubeでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/live/zFo21WsC_0M?feature=shared