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2024年秋 学位授与式

学生生活|イベント

2024/10/01

2024年9月13日(金)、2024年秋の学位授与式を行い、学部と大学院併せて498名(52ヶ国・地域からの国際学生321名、国内学生97名)が晴れて卒業しました。会場となった別府国際コンベンションセンター(B-Con Plaza)には卒業生や保護者、教職員が出席し、新たな門出を迎えた卒業生を祝福しました。

式では米山裕学長が卒業生へ以下のメッセージを贈りました。

「人生の次の章へ進む皆さんへ、次のことを忘れないでください。多様性を受け入れる: APUでの経験を活かして文化的な隔たりを乗り越え、相互尊重と相互理解を育んでください。生涯学び続ける: 知識と成長の追求を続け、常に変化する世界に適応してください。
誠実に行動する: 皆さんの全ての行動において、正義・民主主義・個人の尊厳を大切にしてください。革新し導く: 大胆に発想・行動し、コミュニティや産業界に望ましい変革をもたらしてください。卒業生の皆さん、あなたには世界を変える力があります。私たちが今日直面している課題は、皆さんにとって変化を起こすための機会にもなります。本学の精神、並びに、今以上にインクルーシブで平和なより良い世界を創造するというミッションを胸に抱いて卒業していってください。2024年秋卒業生の皆さん、おめでとうございます!私たちは皆さんを大いに誇りに思います。皆さんの今後の活躍を目にするのを楽しみにしています。」

―――学長からのメッセージの全文はこちらでご覧いただけます―――

来賓から、大分県別府市の長野恭紘市長、校友会代表で国際連合人権高等弁務官事務局に勤めるMorse Caoagas Floresさん(アジア太平洋学部 2006年卒)が、祝辞を述べられました。

学部卒業生を代表して、今年度の安藤百福名誉博士栄誉賞の受賞者であるNGUYEN Kieu Chiさん(国際経営学部、ベトナム)は「最大級の起業家コンペティションであるハルト・プライズや、APUで1週間開催される多文化イベントであるベトナム・ウィークでリーダーシップを発揮していた頃は、物事を正しく進めることや、自分のビジョンに人々を従わせることにこだわりすぎてしまうことがありました。」「新型コロナウイルスで体調を崩し、アパートで自宅療養をしている時、私の考え方は変わりました。チームメイトに助けを求めたところ、1人が薬と食料を持って来て、玄関先に置いてくれました。それ以前は、私が数字に無意味にこだわるせいで、私たちは口論をしたこともありましたが、私が最も必要とするときに、彼らはそこにいてくれました。イベントを運営するということは、ToDoリストや予算、参加者数だけでなく、つながりを築き、それまで知らなかった人たちと親しくなり、彼らの人生に寄り添うことなのだと、彼らは教えてくれました。割れた器を金で繕う日本の芸術である『金継ぎ』のように、私のリーダーシップや私たちのチームワークにおける亀裂は、隠すべきキズではなく、より実質的でより美しいものを生み出す機会なのだと気づきました。私たちが前進するとき、完璧を求めるのではなく、つながりを大切にし、今日私たちをここに導いてくれた絆を強めていきましょう。」と呼びかけました。

また、大学院修了生を代表してMTIKA NATASHAさん(アジア太平洋研究科、マラウイ)が、「卒業生の皆さん。私たちはAPUでミニチュア版の世界を体験する機会に恵まれました。私たちがここで出会った多様性は、異なる視点から得られる豊かさに気づかせてくれます。それぞれが鮮やかなモザイク画の中の唯一無二に輝く宝石のようです。私たちはこの多様性に深く感謝し、繊細な配慮を忘れることなく、地球規模の課題に取り組むことを誓います。」「私たちが足を踏み入れようとしている世界は、複雑で予測不可能なものかもしれません。しかし、私たちは今後の課題に立ち向かう準備ができており、立ち向かおうと決意しています。私たちはここから歩きだし、利用可能なリソースを活用し、最善を尽くします。私たちには、将来の世代のためにより良い世界を創造する力があるのです。皆さん、ご卒業おめでとうございます。さあ、行きましょう。新たな自身と世界を創造しましょう。」と呼びかけました。

式典の後には 恒例の帽子投げが行われました。卒業生たちの“We are APU”の掛け声と共に、数々の赤い学帽が一斉に高く舞い上がりました。卒業生は、笑顔で会場を後にし、それぞれが新たな人生のステージに向って歩き出していきました。

式典当日の映像は下記YouTubeでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/live/sSFQwGucrTU



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