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学生生活|イベント
2025/10/07
2025年9月19日(金)、2025年9月の学位授与式を行い、学部と大学院併せて479名(47ヶ国・地域からの国際学生365名、国内学生114名)が晴れて卒業しました。会場となったミレニアムホールには卒業生や保護者、教職員が出席し、晴れの門出を喜びあいました。
式では米山裕学長が卒業生へ以下のメッセージを贈りました。
「2025年9月卒業の皆さん、皆さんは不確実性の中にではなく、可能性の中に向かって卒業します。世界は皆さんにあらゆる課題を解決することを求めているわけではありません。人類の最も偉大な協働プロジェクト、すなわち、より平和で公正、インクルーシブでサステナブルな未来を築くというプロジェクトに、皆さんならではの貢献をしてくれることを求めているのです。その仕事は今日から始まります。2025年9月卒業の皆さん、おめでとうございます!私たちは皆さんを心から誇りに思い、皆さんがこれから素晴らしい影響を各方面に与えていくのを、楽しみにして見守っています。」
―――学長からのメッセージの全文はこちらでご覧いただけます―――
来賓から、校友会代表で国際連合人権高等弁務官事務局に勤めるMorse Caoagas Floresさん(アジア太平洋学部 2006年卒、フィリピン)の祝辞を、Weineza Celineさん(アジア太平洋学部 2022年卒、ルワンダ)が代読されました。
学部卒業生を代表して、今年度の安藤百福名誉博士栄誉賞の受賞者であるFelicia Angelica Hartonoさん(国際経営学部、インドネシア)は、国際ビジネスのケースコンペティションを主催し、学生と実社会の課題を結びつける学生団体ORCAを立ち上げた経験を振り返りました。「自分がリーダーになれるか、誰かが参加してくれるかもわかりませんでした。でも挑戦してみて、その活動の中で刺激的な人々に出会いました。ORCAは私に目的、つながり、そして自分を信じる勇気を与えてくれました。学生たちが参加し、挑戦し、成長する機会を提供しているという事実は、いつでも誇りに思えることです。他者を支援することで、私自身も成長しました。ORCAは、成長は自信から来るのではなく、挑戦することから来ると教えてくれました。私は今でも躊躇することがあります。しかし、一歩踏み出す意志こそが最も重要だと学びました。一歩を踏み出す選択をした事を後悔したことは一度もありません。間違いでさえ、今では私が大切に思う人々に繋がるという結果になりました。これらすべては、私を支えてくれた人々なしでは成し得ませんでした。」
大学院修了生を代表してRUSTAM ABDUQAYUMさん(アジア太平洋研究科、タジキスタン)は、「これまでの自身の歩みを振り返ると、揺るぎない忍耐と学問への献身が、私にとって良い思い出となっています。私たち一人ひとりが独自の道と経験をすでに有していましたが、私たちを結びつけたのは学問的成長と自己研鑽への強い意志でした。APUに入学したとき、キャンパスはその立地から孤立しているように思えました。当初、別府は温泉で有名な町という程度の印象でしたが、すぐに真の温泉はAPUの教室で沸き立つ「アイデア」だと気づきました。年月を重ねるにつれ、APUの中心は世界中から集まる学生であり、それぞれが独自のアイデア、知識、そして学びへの強い意欲を持っていることを実感しました。私たちは共に議論、友情、協力の場を築き、世界的な発展の架け橋を築く土台を作ったのです。APUは私たちに自分の強みを発見させると同時に、弱みを成長の機会へと変える力を与えてくれました。」と力強く述べました。
式典の後には、恒例の帽子投げが行われました。卒業生たちの“We are APU”の掛け声とともに、赤い学帽が一斉に空高く舞い上がりました。笑顔あふれる卒業生たちは、それぞれの未来へ向けて新たな一歩を踏み出しました。
式典当日の映像は下記YouTubeでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=FC9kY2p70_M