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来学者
2025/07/14
2025年6月17日(火)、サステイナビリティ観光学部の講義『観光学入門JA』(担当:吉澤清良教授)にて、楽天グループ株式会社(以下、楽天)よりサステナビリティ推進部の長野椎奈氏、楽天トラベルサステナビリティプロジェクトの沖芙如氏を講師にお招きし、「楽天グループのサステナビリティ戦略・マテリアリティ」及び「楽天トラベル:サステナビリティと観光」について、特別講義を行いました。
特別講義ではまず、なぜ企業がサステナビリティに取り組む必要があるのか、楽天が考えるサステナビリティとは何か、というビジネス視点でのサステナビリティの捉え方が示されました。さらに、サステナビリティ推進部では「ステークホルダーと共に、持続可能な成長を実現し、楽天グループと社会に変革をもたらす」というミッションのもと、社会課題やトレンドを正確に捉え、社会的インパクトを“長期的”に創出するための意思決定を行っている事が、社内外での取り組みとともに語られました。
講義の後半では、楽天トラベルが2021年以降に取り組むサステナビリティプロジェクトについて、宿泊施設がサステナブルな取り組みを明示できる仕組み作りや、宿泊施設向けのハンドブックの展開など、ステークホルダーも交えてサステナビリティを推進する様子が紹介されました。また、楽天トラベルは旅行の価値や質を高めることを目指し、旅行が地域へもたらすポジティブな影響を最大化、資源の過剰消費などのネガティブな影響を最小化することを方針に、活動している旨が説明されました。
講義は終始インタラクティブに行われ、具体的にどのようにプロジェクトを進めるか、新規サービスをどのようなプロセスで展開するかなどの実務に関わる知識も説明され、参加学生からは積極的に質問が寄せられました。
講義終盤には、長野氏から「サステナビリティの観点から仕事を考える立場でも、サービスを提供する立場でも、常にユーザー視点が重要であることが大事。学生のうちの気づきや思いを大切に、記録しておくと良い」とのメッセージが、沖氏からは「学生のうちに、昨今進化が目覚ましいAIに触れ、社会人になった後に役立つスキルを身につけてほしい」と激励の言葉が贈られました。