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サメから始まる国際交流。ウェールズと大分県によるSDGsワークショップ

イベント|SDGs

2025/03/07

2025年1月19日(日)に津久見市民会館、25日(土)に宇佐市ウサノピアで、海洋環境への理解を深めるイベント「~サメから始まる国際交流~ ウェールズと大分の海をくらべてみよう!」が開催されました。水族館「うみたまご」と大分県は、大分県とイギリス西部に位置するウェールズとの国際交流の一環として、ウェールズ北部のアングルシ―⽔族館と相互交流を⾏っています。本事業には日本文理大学およびAPUも協力しており、サステイナビリティ観光学部トマス・ジョーンズ教授が運営と環境教育の手法についてアドバイスを行っています。イベント当日はサステイナビリティ観光学部の笛吹理絵准教授と、同学部の学生2名も参加しました。

イベントは7歳から11歳の小学生を対象に開催され、2日間で合計26名の参加者が集いました。会場にはSDGsへの意識を高める巨大ボードゲーム「スゴロク」や「ごみサッカーゲーム」、地元の魚の種類を学ぶ「釣りゲーム」などの学習ツールが用意され、参加した小学生たちは楽しみながら、ウェールズと大分県の文化や地域性への理解を深めました。また、ウェールズ近海にやってくる海洋野生生物の写真と大分県近海にやってくるサメの標本をさわって比較することで、海洋環境の違いを学びました。初めてのサメの手触りに、参加者からは歓声が上がりました。ウェールズについての説明やアングルシー水族館からのビデオメッセージは、地球の反対側の海洋生物への子どもたちの関心を引きつけました。参加者はイベントを通して、サメや海洋生物を取り巻く環境問題を切り口に、いま私たちに何ができるかを考え、話し合いました。

大分県とウェールズとの国際交流事業は、2025年の大阪・関西万博を契機に地方住民と万博参加国・地域が継続的に交流をしていく「万博国際交流プログラム」のモデル事業でもあります。このたびのイベントは、万博に向けたキックオフとして開催されました。



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