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連携事業|講演・シンポジウム|イベント
2025/03/04
2025年1月29日(水)J:COMホルトホール大分(大分市)にて、サステイナビリティ観光学部コミュニティ(STC)のシンポジウム、交流会を行いました。参加したSTCに所属する関係機関・企業や、学生に向けて、学部開設2年目の成果発表と報告をしました。
サステイナビリティ観光学部の久保隆行教授は、開会の挨拶で、「2年目を無事迎え終えられるのもコミュニティの皆様のおかげだと感謝を述べ、また今年からは株式会社コンベンションリーンケージ様のご協力のもと、様々取り組みを始めていくことができた」と話しました。
オープニングトークでは、財前直見客員教授が、自身の暮らしや地域の方々との関わりの中で営んでいる昔ながらの暮らしやその良さ・豊かさを紹介しながら、これらを次世代繋いでいければ、と期待を込めて大分県の豊富な地域資源を観光に活かすポテンシャルの高さについて語りました。
地域共創の事例報告として、地域経済の活性化や、観光推進などを目指し寄附講座を主催する大分銀行地域創造部推進役、矢野雄士氏が、事業承継の後継者不足の課題や、そのほか県内の地域課題などに言及しながら、銀行として取り組むべきは「地域の豊かな暮らし」を観光資源として活用するプロジェクトの推進や、持続可能な地域づくりであると述べ、大分銀行の取組事例などを紹介しました。
またAPUの卒業生で2022年より大分銀行に勤務する富永有香さんは、母校の寄付講座の実施に関われることへの喜びを述べました。その上で、シンポジウムに出席している学生らに向けて、自身のコロナ禍での大学生活を振り返り、「自分の思い描いた未来にならなくて落ち込んだりする時でも、思いもよらない偶然の幸運な出会いがあるものなので、どんな時も前向きでいてほしいと思う」と激励しました。
シンポジウムの後半では、2024年度のSTC活動報告と、若林快卓さん(アジア太平洋学部4回生、日本)と寺田謙太朗さん(アジア太平洋学部4回生、日本)による持続可能な社会を目指した取り組み事例の紹介に続き、オープンディスカッションで今後の地域と大学と学生の関わりについて意見交換を行いました。