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受賞
2024/12/04
2024年10月31日(木)、アメリカ ニューヨーク市にてコーネル大学主催で行われた「コーニングケースコンペティション」で、APU生のチームが準優勝に輝きました。本大会において、日本の教育機関から出場したチームがファイナリストに選出されるのは今回が初めてで、チームは決勝においても優秀な成績をおさめました。
「コーニングケースコンペティション」は、世界市場におけるトレンドや現象を論じる米国の代表的な年次フォーラム「コーネル・エマージングマーケット・インスティテュート(EMI)カンファレンス」のメインイベントのひとつとして開催されます。今年は15カ国・地域の48教育機関から、154チーム、総勢705名の学生が出場しました。
大会では、出場チームが実際の企業や経営者が市場で直面している課題を特定し、それに対応する策を提案して競います。今年はベトナムのEV(電気自動車)企業が直面する課題がテーマとして設定されました。9月に行われた予選では、各チームの提案スライドと録音プレゼンテーションによる選考が行われ、154チームのうち8チームがファイナリストとして選出されました。
決勝はニューヨーク市にて対面で、各チームがプレゼンテーションと質疑応答を2ラウンドずつ行う形で行われました。発表は、問題を徹底的に調査し質的・量的分析を行ったか、提案が現実的かつ戦略的でデータに基づいたものか、短期および長期の計画が明確でリスク軽減策が含まれているか、従来の枠を超えた革新的なアイデアか、質疑応答やプレゼンテーションに説得力があるかなど、様々な側面から評価されました。APU生のチームは、提示したすべての解決策に3P分析(People, Planet, Profit)を活用した構造的なアプローチが審査員に高く評価され、見事準優勝に輝きました。また、審査員はチームのストーリーテリング能力に言及し、課題の多様な側面を効果的に結びつけ、統一感のある魅力的な筋書きを作り上げた点も評価しました。
【結果】
1位: Vin University/ベトナム
2位: 立命館アジア太平洋大学/日本
3位:ミネソタ大学カールソン経営大学院/アメリカ
APU生のチームはスクール・オブ・マネジメント(SOM)の有志で構成されています。チームはアカラデシルンスリー・パジャリー准教授の指導のもと、過去の課題や例題に多く取り組むなど、徹底的に練習を重ねました。決勝進出決定後はアルカンタラ・ライラーニ・ライネサ教授からも指導を受け、最終プレゼンテーションを洗練させました。
コーネル大学EMIコーニングケースコンペティションへの参加は、険しい道のりでしたが素晴らしい経験でした。世界中のトップチームと競い合うことで、創造的に考え、迅速に適応し、厳しい状況でも協力して前に進む力を養うことができました。日本と立命館アジア太平洋大学を代表してこの舞台に立つことは、名誉であると同時に、責任も伴いました。チームで入賞できたことを誇りに思います。
この結果は個々の努力のみではなく、APUで培われたチームワーク、レジリエンス、目的達成に向けた精神力によって生み出されました。支えてくれた指導者やサポーター、そして信じてくれたすべての人たちに感謝しています。この経験がAPUの他の学生たちにとっても、自らの境界線を押し広げ、成長できる機会に挑戦するきっかけとなればと願っています。
チーム「OnsenTamaGO!」の皆さん、おめでとうございます!素晴らしい結果を残しましたね。皆さんの努力、集中力、そしてチームワークが、クリティカルで創造的な解決策を見事に導きだしました。チームがコーネルEMIコーニングケースコンペティションで第2位に輝いたことを、メンターの一人として心から誇りに思います。
APUのSOMでは、世界のトップビジネススクールの国際認証であるAACSBと、大学院レベルのマネジメント教育の国際的な認証評価機関であるAMBAの2つの認証を取得しており、世界水準のビジネス教育を提供しています。学部のうちから、世界中の金融業界が注目するCFA協会リサーチ・チャレンジや、APUの学生たちが主催して世界のビジネススクールから優秀な学生らが参加するAPUグローバルビジネスケースチャレンジ(GBCC)など、学部生のうちから、様々なビジネスケースコンペティションに挑戦する機会があります。
学生の皆さん、チーム「OnsenTamaGO!」のようにケースコンペティションに挑戦し、課題解決の提案で世の中にインパクトを与えましょう!