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APUのゼミが鉄輪温泉でスケッチイベントを開催

教育プログラム|イベント

2023/12/04

2023年11月11日(土)、12日(日)の2日間、別府市の鉄輪温泉にて、サステイナビリティ観光学部のYOUN Seung Ho准教授のゼミと鉄輪スケッチ大会実行委員会が、合同でスケッチイベントを開催しました。YOUNゼミはこれまで鉄輪温泉を対象に観光マーケティングの研究をしており、今回は協働鉄輪まちづくりの一環としてスケッチイベントに取り組みました。

1日目は、「鉄輪スケッチ大会実行委員会」が中心となり、鉄輪のむし湯広場にて「鉄輪スケッチ大会」が開催されました。この大会が開催されるのは今年で9回目となり、参加者は鉄輪の景色を眺めながら描き、終盤には専門家による講評会が行われました。今回ゼミ学生らが協働で事前準備やプロモーションを行ったことにより、従来よりAPU国際生の参加者が増加し、ミャンマー、バングラデッシュ、オーストラリアなど国際性豊かな学生が集いました。講評会でも学生らが積極的にディスカッションに参加する様子が見られ、専門家からは「お地蔵さんの石の色を、私たちとは違う色を塗るなど、育った環境で見てきた記憶の色が絵に出ていてとても興味深い」との声も挙がりました。

2日目は、ゼミ学生らが「地獄蒸し工房 鉄輪」にて「Autumn Sketch Kannawa(オータム・スケッチ・鉄輪)」を開催しました。観光客やAPU学生など幅広い層をターゲットに、「忙しなく動く観光客や学生の方々にも、一度立ち止まって、鉄輪の風景を堪能してもらいたい」「地獄蒸し工房鉄輪の待ち時間を有効に活用してもらいたい」という想いから、「スケッチの部」「ぬり絵の部」「写真の部」の3部門制にして、参加者がそれぞれのスケジュールに合わせて自由に選択できるように工夫しました。またイベントの合間には、ゼミ生が参加者を対象に「鉄輪街歩きツアー」を実施し、会話を楽しみながら鉄輪のスポットや歴史、温泉の雑学などを紹介しました。参加者数は67名にのぼり、その大半は日本の全国各地や海外からの観光客でした。ゼミ生やボランティアで集ったAPU学生らは、「日本語」「英語」「中国語」など多言語で参加者に対応し、悪天候の中でも大きな盛り上がりを見せました。

イベント終了後、15日にゼミを代表して東麻起さん(アジア太平洋学部4回生)と渡邊寧々さん(国際経営学部4回生)が大分県立別府鶴見丘高等学校の学生250人に向けて、協働まちづくりの事例として「Autumn Sketch Kannawa(オータム・スケッチ・鉄輪)」についてプレゼンテーションを実施しました。高校生達と今後の鉄輪観光の在り方や現状、まちづくりのプロセスなどについて積極的に意見を交わしました。



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