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第27回留学生教育学会年次大会がAPUで開催されました

講演・シンポジウム

2022/10/05

2022年8月19日(金)から20日(土)の2日間、APUにて「APUで「世界の背中」を考える」をテーマに第27回留学生教育学会年次大会が開催されました。大会は、2019年夏に「日暮里サニーホール」および「赤門会日本語学校」で開催された第24回大会以来の対面開催(オンライン参加も可能)となりました。

冒頭挨拶では、留学生教育学会の近藤 佐知彦学会長より「新型コロナウイルス感染症の影響でダメージを受けた留学教育を盛り返すためのディスカッションをしてほしい」と大会への期待が述べられました。続いて、会場校を代表して、APUの米山裕副学長より、「大事な学会の会場に選んでもらって感謝しています。APUは留学生が多く在籍する大学ですが、弱点もあります。今回の大会で、どのようにAPUがその弱点との均衡を図っているのか感じてもらえればと思います。ぜひAPUを楽しんでいってください」と挨拶がありました。

学会1日目は3部構成で実施されました。第1部では基調講演として、文部科学省高等教育局留学生交流室長 下岡有希子様より、「留学生交流の現状と今後の見通し」について、文化庁国語課日本語教育調査官 松井孝浩様より「今後の国語課の施策の方向性;「日本語教育の参照枠」を中心に」について講演いただきました。第2部では会場を移動し、APUの教員による教育プログラムの実践についてのセッションを行い、「APUにおける多文化共修授業のデザイン」と「APUの日本語教育」が紹介されました。第3部では、希望に応じて学内ツアーが実施され、並行して「APUアドミッション~合格および奨学金獲得の秘訣~」と題して、学生募集に関するセッションが実施されました。

学会2日目は研究発表が行われ、オンライン・対面のいずれでも発表・視聴できるハイブリッド方式にて実施されました。並行して、東北大学 末松和子教授より「学習効果から見る国際共修――学生は何を学んでいるのか?」と題した特別ワークショップが実施されました。言語・文化背景の異なる学習者の学び合いを教育実践に取り入れた「国際共修」を通じて、学生は何を学び、どのように成長するのかについて、参加者とともに考察しました。

2日間にわたって実施された大会には、100名近い対面での参加があり、オンラインを含めると参加者は約150名にのぼりました。大会運営にはAPUの学生も参加し、会場を盛り上げ、参加者にAPUの留学生教育の成果を感じてもらう機会となりました。次回の大会は東京外国語大学で実施される予定です。


【大会プログラム概要】

19日(金)
【第一部】13:00~
学会長挨拶
会場校挨拶
優秀論文賞表彰等
基調講演1
「留学生交流の現状と今後の見通し」文部科学省高等教育局 下岡有希子 留学生交流室長
基調講演2
「今後の国語課の施策の方向性;「日本語教育の参照枠」を中心に」文化庁国語課 松井孝浩 日本語教育調査官
【第二部】15:00~ ※ 並行企画。
①APUにおける多文化共修授業のデザイン(近藤祐一・平井達也)
②APUの日本語教育(本田明子・住田環)
【第三部】16:40~ ※ 並行企画。
①APU学内ツアー(対面参加希望者のみ)
②APUアドミッション~合格および奨学金獲得の秘訣~(APUアドミッションズ・オフィス(国際))

20日(土) 【学会総会】09:20~
【特別ワークショップ】10:30~12:00 ※ 研究発表の一部と並行企画
「学習効果から見る国際共修――学生は何を学んでいるのか?」(東北大学 末松和子教授 他)
【研究発表:午前部】10:00~12:00
オンライン・オンサイトのいずれでも発表・視聴できるハイブリッド方式対面&オンラインでの発表
【ポスター発表】開場11:00~12:30/12:30~14:00
【研究発表:午後部】13:00~15:30
オンライン・オンサイトのいずれでも発表・視聴できるハイブリッド方式対面&オンラインでの発表



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