立命館アジア太平洋大学

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ウクライナ出身の卒業生が講演

学生生活|講演・シンポジウム|SDGs

2022/8/19

2022年7月8日(金)、Global Citizenship Program*の一環として、APU卒業生でウクライナ出身の小野ヤーナさん(アジア太平洋学部2008年卒業、ウクライナ)と小野一馬さん(アジア太平洋学部2009年卒業、日本)をお招きし、ウクライナ支援活動について講演いただきました。

2人は2021年にNPO法人「Beautiful World」を設立し、CIS諸国(旧ソ連構成国)の障がい者およびその家族の支援に取り組んできました。しかし、2022年2月にヤーナさんの母国であるウクライナがロシアによる軍事侵攻を受け、多くのウクライナ人が戦禍で苦しむ状況が発生しました。「障がい者だけではなく、すべてのウクライナ人への支援が必要」と感じた2人は、ウクライナからの避難民や現地に留まる人々を支援する活動も始めました。現在は、在日ウクライナ大使館から正式に避難民受け入れの担当者として任命され、ビザ取得・来日方法・受け入れ先の調整・来日後のサポートなどを行なっています。

講演の中で、ヤーナさんは戦争前の美しい母国の写真と戦禍の写真を紹介し、「NPO法人を立ち上げたときには、ウクライナがこのような状況になるとは想像もしていなかった」「当たり前だと思っていた日常が一瞬で奪われる戦争を許すことはできない」と語りました。

2人の尽力で26名(7月8日時点)のウクライナからの避難民を日本へ受け入れ、別府市でも18名を受け入れました。「来日当初は不安や恐怖で表情がこわばっていた避難民も、受入れ自治体の温かいサポートもあり、少しずつ日本の生活に慣れて笑顔が戻ってきています。」と避難民がようやく安心して過ごすことができるようになった様子を報告しました。

一馬さんは、「『1人でも多くのウクライナ人に安心して朝を迎えてほしい』、このことをモチベーションとして私たちは生涯を通じてウクライナを支援する覚悟で取り組んでいる。」「学生の皆さんには、今後も関心を持ち続けでほしい」と訴えました。参加学生からの「私たちにできることはなんですか?」との質問には、「政治に関心を持つこと、現在起こっていることに関心を持つことです」と答え、1人1人が当事者であり続けることの重要性について理解を促しました。

Global Citizenship Program
グローバル・シティズンシッププログラムは、APUの基本理念『自由・平和・ヒューマニティ』、『国際相互理解』、『アジア太平洋の未来創造』に則り、APハウスという多様な学生が集う寮環境を存分に活かし、『人生の成功と正常に機能する社会の実現を高いレベルで達成する個人の特性』、すなわち『キー・コンピテンシー』を獲得し、これからのグローバル社会に対応できる人材育成を目標に、2021年春セメスターから開始したプログラムです。



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