ニュース

APU×大分銀行 寄附講座「おおいた遺産を活用した地域づくり」を実施

連携事業

2022/01/21

APUは2021年秋セメスターに、大分銀行と本学の共催による寄附講座、「おおいた遺産を活用した地域づくり」を開講しました。アジア太平洋学部久保隆行教授、神足博美非常勤講師、楢本譲司非常勤講師の指導の下、18名のAPU学生に日本文理大学から1名の学生(とよの学びコンソーシアムおおいたを構成する高等教育機関の間で単位互換協定による受講)の計19名が受講しました。
本講座は、「おおいた遺産」(大分合同新聞社が創刊120周年記念事業で選定した有形無形の地域資源)をどう地域観光に活用するかをテーマに、大分銀行の協力・支援によって講義とフィールドワークを行い、持続的な地域のかたちを考察しました。また、本講座の講義は公開講座として一般の方(延べ78名)にもオンラインで受講していただきました。

講座では国東半島、豊後大野、中津・耶馬渓地域を対象として、歴史・自然・文化財の研究者や大分銀行地域創造部の担当者らによる、講義とフィールドスタディーを行いました。学生は教室の講義で学んだ地域を、実際に訪れて体験することで学びを深め、最終回には、大分市のホルトホール大分にて公開発表会を行いました。

発表テーマ
  • 昭和のまちと観光産業を、良い未来へ成長させよう!
  • 豊後の国宝~四季を彩るあかり巡り~
  • 耶馬ケーション
  • 耶馬溪の魅力発信のための提案〜本当の耶馬溪、知っちょん?〜
  • 磨崖仏で元気いっぱい、じいじばあば長生きツアー

APUは、2017年秋より大分合同新聞社との連携による「おおいた遺産」に関する連携講座などを実施しており、今回は5回目となります。2021年度は、新たに大分銀行と講座開設に関する協定を結び、寄附講座として実施しました。APUは今後も本取り組みが大分地域の持続的な発展に寄与することを祈念してまいります。

久保隆行教授のコメント

本年度は、大分銀行様の多大なるご支援を得て本授業を成功裏に終えることができたと実感しています。大分銀行様には、学生が大分県内の「おおいた遺産」を実際に見てまわるためのバスのご手配のみならず、現地での専門家によるガイドから公開講座の講師のご手配まで手厚いご支援を頂戴しました。さらに、大分銀行地域創造部のご担当者様に公開講座にてご登壇いただいただけでなく、毎回のフィールドワークでも学生に対してさまざまなご指導をいただきました。各フィールドワークでは、豊後高田市観光まちづくり株式会社様、豊後大野市役所様、株式会社Joy Village様、中津歴史博物館様、平田邸活用推進協議会様、渓石園様から現地を詳しくご案内いただきました。また、最終発表会に現地・オンラインにてご参加いただいた皆様からも学生たちの提案に対して多くのフィードバックを頂戴しました。この場をお借りして御礼申し上げます。
本学学生を含め、大分県内の大学で学ぶ学生の多くは卒業後に首都圏などに向けて離散します。その前に、より多くの学生に大分県内の「おおいた遺産」についての知識を蓄えたうえで、地域資源として活用する方策を検討するスキルを身に着けてほしいと思っています。そのような取り組みを地道に継続していくことができれば、数年後、数十年後に本講座受講生の手によって「おおいた遺産」が現実的に地域創造に活かされると確信しています。今後とも、大分銀行様と大分県内各地域の皆様からのご支援を心より祈念いたします。



  • LINEで送る

PAGETOP