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研究
2021/11/15
リサーチ・オフィスが定期的に発行しているResearch Office Newsletterの10月号が公開されました。今回はAPU出身のAPU教員にスポットを当て、3名の先生にお話を伺いました。以下に抜粋を掲載しています。
現在の研究内容:
観光を通じた農業遺産景観の活性化と発展
専門分野:観光、農業遺産
なぜ研究者を志しましたか。APUでの学びは、現在の研究者としてのキャリアにどう影響していますか。
私は、有益な研究は研究者と社会の双方に恩恵をもたらすと信じています。それは研究者の人生に洞察を生み、さらに地域における生活水準を向上させます。研究をするためにプロの研究者になる必要はありません。誰でも知を創造する研究のパワーから恩恵を得られるのです。知は限りなく必要で、さらなる理解や問題解決のためには、我々は研究を続けなければなりません。APU在学時の私の研究成果と提言が国連大学で採択されました。これにより日本の里山景観と観光を通じた地方活性化に関する研究を継続できることになりました。また、「日本の里山・里海評価(JSSA)」チームに加わり、石川県能登半島「能登の里山里海」の「世界農業遺産(GIAHS)」日本初認定に貢献することができました。2011年に教員として再びAPUに戻り、国東半島と宇佐地域の農業遺産研究を通じて、私の研究成果や経験を大分県に還元してきました。今後はAPUでの研究成果を日本国内にも還元し、現在私が採択されている科学研究費助成金(科研費)を活用した研究成果を世界と共有したいと考えています。
研究者志望の学生にアドバイスをお願いします。
私は研究課題を決めるとき、他の何よりも研究の有益性と研究倫理を重要視します。もし自分の研究が有益で人々に恩恵をもたらすと信じているなら、たとえ発表することが困難な状況でも、自分の研究を続けるべきです。様々な種類の研究を行うよりもむしろ特定の研究領域に集中し、その分野のエキスパートになることも重要です。私たちは常に新しい研究手法を試み、さらなるチャレンジを克服する新たな可能性を探るべきです。
Research Office Newsletter 10月号には、ヴァファダーリ カゼム教授のほかにも、APU卒業・修了の国際経営学部 アカラデシルンスリー パジャリー 准教授、APU卒業の言語教育センター 鄭 鍾熙准教授お二人へのインタビュー、アジア太平洋カンファレンス2021について掲載しています。
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