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さらなる教育の質向上に向けて-言語教育担当教員の研修-

教育プログラム

2018/06/29

2018年6月6日(水)、言語教育センター(Center for Language Education: CLE)主催で、本学で言語を指導する教員対象の授業内容や方法を改善し、教育の質を向上させるためのFD*セッションを行いました。本学には、英語、日本語、アジア太平洋地域で使われている言語のうち6言語(中国語、韓国語、マレー語・インドネシア語、スペイン語、タイ語、ベトナム語)を指導する多くの言語教育担当の教員がいます。

冒頭、本田明子言語教育センター長の「皆さん、おはようございます!今から授業をはじめます!」という、いつも自分が受講生にする挨拶を、逆に聞く立場になった教員からは、笑顔がこぼれる開始となりました。

今回のFDセッションは、下記4つを獲得目標としました。
・CLEの「教育力の向上を目指した取り組み」を理解し教育に活かす
・CLEの教員としてAP言語の魅力や教え方を知る
・言語を学ぶ学生の立場を体験し教育に活かす
・異なる言語を指導する教員との懇親を深める

APUでは、2ヶ月に1回程度、英語クラスを履修する学生と、日本語クラスを履修する学生の言語交流授業を実施し、授業内でも国内学生と国際学生が交流や協働できるようにしています。今回のFDセッションでは、この言語交流授業の効果的な指導法についてのワークショップを行いました。日本語と英語、英語とタイ語、英語と韓国語など、指導する言語が異なる教員がペアとなり、2つの言語を使い、どのような授業を組み立てられるか授業プランを作りました。

次に、Faculty Initiatives Programを実践している3名の教員の、教育力の向上を目指したプロジェクトの報告を受けました。
(プロジェクト名)
・地域との協働を生かした学習者動機付けのための言語教育法の開発
・ゲーミフィケーションを取り入れた言語教育法の開発
・APUの中国語教育における二文字熟語の声調学習

最後に、タイ語とベトナム語の体験授業を受講し、言語を学ぶ学生の立場になることで、言語教育を考える機会となりました。

さすが言語の先生たち、大きな声で発音しています

本学では、より質の高い教育を行うため、今後もこうした教員向けのトレーニングプログラムを実施していきます。

*FD=Faculty Development(教員が授業内容・方法を改善し、教育の質を向上させるための組織的な取り組みの総称)



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