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国際学生対象FIRSTプログラムを実施

教育プログラム

2016/12/26

2016年11月26日(土)から11月29日(火)にかけて、国際学生対象のFIRSTプログラムを実施しました。参加した国際学生10カ国21名は4日間に渡り、九州のいろいろな町や都市を訪れ、現地でアンケート調査を実施しました。

国際学生対象FIRSTプログラムは、日本の地域住民との交流を通して、日本人の行動の仕方や考え方などについて深く学び、日本での生活や文化・日本語の学修目標を見つけることを目的としており、事前授業、フィールドリサーチ、事後授業で構成されています。九州のどの場所へ行くかは、第1回目の授業でのくじ引きで決定し、各グループに2名の先輩TAが文化や言語学習のサポートを行いました。

現地ではグループ毎に協力して調査活動や宿泊場所探しに取り組んだほか、長崎大学の学生と日本語で交流し研究テーマについて話し合いました。実習中に、参加者は引率職員やTAに頼ることなく、積極的に地元の住民の方々に話しかけ、異文化の中で行動力・判断力・責任感を養いました。

12月14日(水)にはプレゼンテーション大会を実施し、各グループが事前学習で設定したテーマ「人々の理想の住まいについて」「スマートフォンやSNSが日本の若者のコミュニケーションにどのような影響を及ぼすか」「伊万里と佐世保の食生活」「九州について学んだこと」の調査結果を発表しました。

参加した学生の感想をご紹介します。
「このプログラムはほんとうの自分を発見させてくれるように感じました。私はずっと自分はリーダーシップをとるのが苦手だと思っていましたが、チームのみんなやTAに、リーダーの素質があると言われました。ふだんははっきりとものを言うことができず苦労していましたが、実際に人前ではっきりと旨く言うことに自信がつきました。このプログラムは自分を変えることを教えてくれるわけではありません。プログラムを通じて、ごく自然に自分自身が変わります。なぜなら、変わらざるをえないから、そして時には変わらざるをえないことで状況が良くなるのです。」

「最初は日本語でコミュニケーションを取ることに自信がなく不安でしたが、アンケート調査を開始後、市役所や小学校に許可を取るため電話をすることなどで、自信がついていきました。大変なこともグループのみんなと乗り越えることができ、それがまたグループの自信につながりました。一人ひとりが違うものを持ち寄り、1つのグループになった気がしました。今では、メンバーはかけがえのない友人です。」

「事前授業が始まった当初は大変でしたが、実習中グループでずっと一緒に活動し、性格も全然違うメンバーとの距離がどんどん縮まり仲良くなりました。いつもみんなと話して大丈夫だと勇気付けられました。期待していたよりすばらしい体験ができました。」

注:
1. 異文化学習プログラム「FIRST」について、詳しくはこちらをご覧ください。

2. ティーチング・アシスタント(TA)
担当教員の指示のもと、授業の補助や運用支援を行う先輩学生のこと。今回は事前授業での言語・文化学習サポートや、現地実習での参加者の危機管理や異文化学習のサポートを行いました。



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