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対談企画 「熊本・気仙沼・APU」~東日本大震災と熊本地震、私たちのこれから~

講演・シンポジウム|SDGs

2016/05/16

2016年4月29日(金)、宮城県気仙沼市から小野寺靖忠氏(オノデラコーポレーション専務取締役)と千葉貴弘氏(KRA Kesennuma Reconstruction Association)代表らを迎え、APU今村副学長を交えて「熊本・気仙沼・APU」~東日本大震災と熊本地震、私たちのこれから~」をテーマに対談を行いました。清家久美 アジア太平洋学部教授が今回の企画を主催しました。これには、70名ほどの学生や教員が参加しました。

まず、千葉氏らは、2013年3月11日に発生した東日本大震災で津波火災など甚大な被害を受けた気仙沼市の当時の状況について説明しました。そして、その後の復興のための取り組みについて語りました。

そして、2016年4月14日に発生した熊本地震を受けて、小野寺氏と千葉氏は、宮城県気仙沼市から支援物資を届けるため大型車で熊本県の被災地へ向かいました。これについて、小野寺氏らは「被災地へ行ったからといって、支援が出来ると思っていたわけではありません。行かないという選択肢もあるなか、それでも行くことを決意したのは、それだけ熊本県の震災のことが気になったからです。行かなければいけないと思ったのです」と述べました。

APU今村副学長は、2016年4月16日に大分県でも発生した地震の後、どのように大学が対応し何を学んだか、震災後、市内で避難していた学生が市民の皆さんと共にどう乗り越えたかについて話しました。

参加した学生からは、「学生による被災地への支援はどのようなことができるか?」という質問がありました。これに対して小野寺氏らは「被災地に行き、現地で食べたり、飲んだりすることです。それが難しければ、被災した土地のものを手に取る。たとえば、熊本県産の牛乳を飲むだけでもいいんです」と答えました。

なお、2016年4月11日には宮城県気仙沼市とAPUは友好協定を締結しています。
今後は、APUの学生による気仙沼市でのインターンシップなどを通じた両者の交流が検討されています。



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