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教育プログラム|受賞
2015/07/28
2015年7月8日(水)、安藤百福名誉博士栄誉賞の公開審査を開催しました。この賞は、日清食品株式会社の創業者である、故安藤百福名誉博士のご厚意により設置された奨学金です。2015年9月の学部卒業予定者を対象とし、意欲的な目標をもち、アジア太平洋地域で大きな貢献を果たそうとしている者を奨励することを目的としています。受賞者は賞金100万円の他に、学部学生の代表として学位授与式の壇上で挨拶をするという名誉が与えられています。
今回行われた公開審査では、厳正な審査を通過した4名の学生が、大学生活で取り組んできたことや将来の夢について発表を行い、その後、質疑応答を受けました。発表者は、EDY Susantoさん(国際経営学部4回生、インドネシア)、AKRAMOV Akbarjonさん(国際経営学部4回生、ウズベキスタン)、HARTANTO Felixさん(国際経営学部4回生、インドネシア)、JIRAWANIDCHAKORN Aranさん(国際経営学部4回生、タイ)(発表順)です。
EDYさんは、「世界では、多くの人が経済格差の連鎖から脱出できず貧困の中にいる」と述べ、「仕事を通じ貧しい人々の教育へのアクセスを高め、格差をなくしていきたい」と語りました。
AKRAMOVさんは、「多くの人々を助け幸せにできる人間になりたい」という夢を、幅広い産業分野との繋がりを有する金融業界で実現する計画について語りました。
HARTANTOさんは、APUの授業や茶道などの課外活動経験で学んだ「おもてなし」の心を、卒業後に就く仕事を通じて、アジア太平洋地域に広めていくことなどについて語りました。
JIRAWANIDCHAKORNさんは、世界の人々の異文化理解を促進し、平和な世の中を実現させるために、大学院でフードサイエンスとICTを学び、多文化な食事を提供する給食を通じ、他国の文化に目をむけ、興味を促す仕組みを構築する計画を説明しました。
発表後の質疑応答では、「大学の4年間の学びと将来の目標との関係は?」「大学で学んだことをどう活かしていくのか?」「受賞した奨学金の使い道は?」など、様々な質問が審査員から出されました。どの学生も、厳しくも愛情のこもった審査員の質問に、精一杯の誠実さで回答するとともに、自身の目標やプランを熟考する機会としていました。
公開審査を傍聴していたインドネシア人の学生は「プレゼンテーションを聞いて、自分がAPUに入学した時の夢や目標を思い出した。今後のキャリアを考えるよいきっかけとなった」と感想を話しました。