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「日中韓三国協力国際フォーラム2015」で今村副学長がパネラーとして参加

講演・シンポジウム|イベント

2015/04/21

2015年4月3日(金)東京で「日中韓三国協力国際フォーラム2015」が開催されました。

このフォーラムは、2010年の日中韓首脳会談において、 三国間の平和と繁栄を目的に「日中韓三国協力事務局(TCS)」が開設されたことを受け、 翌11年より実施されており、今回初めて日本で開催されました。

フォーラムは日本の福田康夫元首相、中国の李肇星元外相、 韓国の韓昇洙元首相による基調講演に始まり、午後は安全保障、教育交流、および経済交流に関するセッションが行われました。

今村正治 APU副学長は「日中韓教育交流および共同体意識の構築」のセッションにおいて、 韓国の東西大学校総長、中国の吉林大学副学長および域内教育交流の先進事例であるEU連合の大使と共に、パネルディスカッションに参加しました。

その中で、2011年に開始された日・中・韓の学生が各国で共に学ぶキャンパスアジアプログラム に参加した学生達の相互理解と成長の様子や、EUが主導する教育交流「エラスムス計画」が 2012年までに33カ国300万人の学生と4,000大学の参加を促し、若者の交流とヨーロッパの 平和構築に寄与している先進事例が発表されました。

今村副学長は、わが国の教育交流の現状と立命館学園のキャンパスアジアの取組み事例に 続き、APUでは日中韓の学生を取り巻く世界中の多様な学生達と議論することによって、 三国の学生達がアジアの大国として果たすべき役割に目覚めていくこと等が紹介しました。

日本と中・韓の関係が冷え込んだ時期にあっても、このフォーラムを運営するTCSの各国スタッフは国境を越えて地道で着実な協力関係の調整をして来られました。


APU卒業生のYANG,Soo Youngさんと今村APU副学長

今回のフォーラムの運営事務局担当でもある本学卒業生のYANG,Soo Youngさん(2008年 アジア太平洋学部卒)は、 本学卒業後、米国スタンフォード大学で修士課程を終えた後、TCSスタッフとして勤務しておられます。 

APUは今後も、国家の枠を超えた交流・対話・交渉の場で働くグローバル人材を育成していきます。



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