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安藤百福名誉博士栄誉賞の公開審査を開催

教育プログラム|受賞

2015/01/22

2015年1月7日(水)、安藤百福名誉博士栄誉賞の公開審査が開催されました。
この賞は日清食品株式会社の創業者である故安藤百福名誉博士のご厚意により設置された奨学金で、学部卒業予定者で、意欲的な進路の目標を掲げ、アジア太平洋地域で大きな貢献を果たそうとしている者を励ますことを目的とするもので、受賞者は賞金100万円の他に、学部学生の代表として卒業式の壇上で挨拶をするという名誉が与えられています。

今回行われた公開審査では、書類審査を通過した15名の学生から、厳正な審査により1次選考を通過した4名の学生が、大学生活で取り組んできたことや将来の夢について発表を行い、その後、質疑応答を受けました。発表者は、梶尾 武志さん(国際経営学部4回生、日本)、浅野 拳史さん(アジア太平洋学部4回生、日本)、MOHAMED Ikram Mohamed Ihthisham(Shamu)さん(国際経営学部4回生、スリランカ民主社会主義共和国)、BAEK Go Eunさん(アジア太平洋学部4回生、大韓民国)(発表順)です。緊張感漂う会場で教職員・在校生に見守られながら、7分間の発表とそれに続く18分間の日英両言語での質疑応答に挑みました。



梶尾さんは、「人が仕事に誇りを持ち、挑戦できる社会を作りたい」と述べ、そのためにアジア発のブランドをつくって行きたいと語りました。



浅野さんは、青年海外協力隊としての派遣先ルワンダで、SkypeなどのSNSを用いて世界各国の子どもたちの交流する「繋げるプロジェクト」の計画などについて語りました。



Shamuさんは、APUで学んだ様々な科目や経験から得た信念から、スリランカの貧困地域に学校を建てること、会計管理学の教授となり自分が学んだことや経験したことをシェアすることなどについて語りました。



Go Eunさんは、今までの自分を超え、積極的にチャレンジしてきたことや、それによってさらに主体的に取り組めるようになったこと、将来の仕事を通じて社会貢献をしていきたいことなどについて語りました。

発表後に行われた質疑応答では、「実現するためには、もっと具体的なものが必要なのでは?」「大学で学んだことをどう活かしていくのか?」「卒論のテーマは何か?将来の目標とのつながりは?」「この賞に応募した理由は?選ばれるための自分の価値は?」など、様々な質問が審査員から出されました。4名の学生たちは、厳しくも愛情のこもった審査員の質問を真摯な態度で受け止め、精一杯の誠実さで、持てる言語能力を駆使して返答していました。



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