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「アジア太平洋カンファレンス2014」を開催

講演・シンポジウム

2014/11/11

2014年11月1日(土)~2日(日)、立命館アジア太平洋研究センター(RCAPS)主催で「アジア太平洋カンファレンス2014」を開催しました。国内はもとより、インド、インドネシア共和国、ウズベキスタン共和国、シンガポール共和国、大韓民国、中華人民共和国、バングラディシュ人民共和国、フィリピン共和国、マレーシアなど16の国・地域、32機関から多くの研究者や学生が参加しました。



カンファレンスでは、井上彰准教授(立命館大学大学院先端総合学術研究科)が、
「On Institutional Luck Egalitarianism」(制度的運の平等論について)という演題で、アジア太平洋地域の事例をふまえつつ、昨今、様々な批判にさらされている運の平等論―人びとの自発的に選択したわけではない環境要因の影響を緩和する目的で、不平等を解消すべきだとする平等主義的正義論―を擁護する最新の議論を検討する基調講演を行い、会場では熱心に聞き入る各国・地域からの参加者の姿が見受けられました。



2日間にわたって開催されたカンファレンスでは、アジア太平洋地域における「倫理・人間保障・持続性」について、広範囲な議論が繰り広げられました。RCAPSでは、今回発表した研究者からの論文を募集し、優秀な論文については、次回の『Ritsumeikan Journal of Asia Pacific Studies (RJAPS)』で全文を紹介する予定です。



*「アジア太平洋カンファレンス」は、APUの基本理念のひとつである「アジア太平洋の未来創造」を目的に、2003年からRCAPSが主催しています。


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