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戦後80年・APU開学25周年記念イベント 「戦争の記憶、その美的創造性を問う ― 日本からアジア、世界へ 」

教育プログラム|イベント|25周年

2025/11/25

2025年10月31日(金)・11月1日(土)の2日間、立命館アジア太平洋大学(APU)にて、戦後80年・APU開学25周年記念イベント「戦争の記憶、その美的創造性を問う ― 日本からアジア、世界へ」が開催され、国内および海外の研究者、在学生や地域の方など、多くの参加者が集いました。

本学は創立以来、「自由・平和・ヒューマニティ」を基本理念の一つとして掲げてきました。太平洋戦争終結から80年を迎える本年、この理念のもとに、過去の戦争の記憶を多様な視点から見つめ直し、未来の平和について考える機会として、吉田香織教授(アジア太平洋学部)とHuong T. Bui 教授(サステイナビリティ観光学部)を中心に本イベントが企画、実施されました。

2日間にわたるこの参加型研究教育イベントは、米山学長によるオープニングスピーチに始まり、戦争の記憶を創造的に表現する試みとして、生存者の語りをもとに高校生が制作した戦争絵画の展示、広島の復興をテーマとした紙芝居公演と制作者によるトークが行われました。また、「異なる世代における戦争の記憶と語り ― 大久野島から考えるヒロシマ ―」と題したセッションでは、大久野島ツアーガイドを招き、戦争の記憶に関わる様々な課題を考える対話が展開されました。

さらに、学内外からの参加者による学術研究シンポジウムやポスターセッションも行われ、戦争の表象や記憶の継承について多角的な議論が交わされました。

本イベントを通じて、学生・研究者・地域社会が共に「記憶の継承と創造」について考える対話の場が生まれました。APUは今後も、平和構築と多文化共生の理念を体現する教育・研究活動を進めていきます。

Houng T. Bui 教授
紙芝居演者による「バタンコ物語」の上演
大学院生によるポスター研究発表セッション
吉田香織 教授
米山学長によるオープニングスピーチ


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