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若者と地域テレビのいま・未来を考える ― 大分朝日放送(株)・(株)ADKマーケティング・ソリューションズとの共同研究が始動 ―

教育プログラム|研究

2025/11/12

2025年10月17日(金)、亀井典明教授(国際経営学部)のゼミにて、大分朝日放送株式会社(以下、OAB)および株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ(以下、ADKMS)を招き、共同研究・実践プロジェクトのキックオフが開催されました。

今回のプロジェクトは、「マーケティング戦略に関する実践的なコンサルテーションの体験」を目的とし、学生たちがOABに対して実際の施策提案を行う3か年計画の取り組みです。第1クールでは現状調査・分析を行い、OABのコーポレートブランディング提案を目指します。続く第2・第3クールでは、ビジネスプランの立案から事業化までを視野に入れた発展的な研究を進めていく予定です。

当日は、まずOABより企業概要の紹介が行われ、開局から現在に至るまでの歩み、地域密着型のイベントなど、放送外での多様な取り組みが共有されました。2019年頃からのインターネット普及によるテレビ広告費の減少を背景に、OABが「変化する時代に合わせた新たなビジネス展開」を模索していることも語られました。特に「若者が危機感を抱く社会的課題に対して地域のテレビ局ができることは何か」というテーマについて、APUとの連携を通して一緒に考えていきたいとの期待が寄せられました。

続いてADKMSからは、広告メディアとしてのテレビの変化を取り上げ、SNSとマスメディアの役割分担や広告効果に関する基礎的な知見が共有されました。「消費者が商品を購入する際、どのメディア接触が影響したかを考えることで現代の広告効果を身近に感じることができる」と述べました。
また、調査目的に応じた手法の選択が新たな発見につながることを学生に伝えました。今後は、学生たちとともに多様な調査手法を試行しながら研究を進めたいとコメントしました。

今後OAB・ADKMS・APUの三者による共同研究を開始、プロジェクトを深化していきます。



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