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講演・シンポジウム|イベント|SDGs|25周年
2025/09/04
2025年8月20日(水)から22日(金)の期間、パシフィコ横浜で開催された第9回アフリカ開発会議(TICAD9)において、TICAD9公認シンポジウムを開催するとともに、ブースの出展を行いました。
8月20日(水)開催のシンポジウムでは、「多文化共生と日本社会の変革―アフリカ出身の高度人材が日本社会にもたらす価値―」というテーマのもと、アフリカと日本の架け橋になるユース世代が、日本社会で学び働くことを通じてどのように共に未来をつくっていくのかを、若者の視点から議論しました。
前半の基調講演では、本学の卒業生でケニア出身のZablon Kamau氏(アジア太平洋学部 2011年秋卒業)が、APUに留学し、日本企業に就職してから起業するまでの自身の経験を振り返り、日本社会や企業で働くことのメリットや課題などを含めた問題提起を行いました。
後半には、サステイナビリティ観光学部の教員でガボン出身のBOUKANBA Kimo H.助教がモデレーターを務め、元コートジボワール大使でOECD日本政府代表部特命全権大使等を歴任した岡村善文副学長、在学生のDUBE Tanatsiwa Christabelさん(アジア太平洋学部1回生、ジンバブエ)、SORO Emmanuel Lanko Isidoreさん(アジア太平洋学部3回生、ブルキナファソ)、卒業生のZablon Kamauさんをパネリストに迎えたパネルディスカッションを開催し、活発な意見交換が行われました。
また、今回のTICAD9の目玉企画の1つである「第2回模擬アフリカ連合会議(モデルアフリカンユニオン/MAU)」に、APUから8名のアフリカ出身の学生が参加しました。MAUは、次世代を担う日本とアフリカの若者たちがアフリカの未来について真剣に議論する会議で、各国代表役を務める学生たちが、経済・若者政策・教育などの重要課題に関する決議案を発表します。参加したAPU生たちは、会場の議論を盛り上げるとともに、日本人高校生や大学生との交流を深めました。
また、展示エリアでは3日間にわたりAPUのブースを出展しました。ブース運営には学生も関わり、訪れた国内外の企業・団体に向けてAPUの紹介を行いました。
APUは、日本で最も多くのアフリカ出身学生を、在学生として受け入れている大学です。今回のTICAD9への参加を契機に、アフリカ地域と日本、国際社会との連携において更なるプレゼンスを発揮してまいります。