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教育プログラム|来学者
2024/08/29
2024年7月18日(木)、APU国際経営学部の4回生対象必修科目「グローバルマネジメント (Capstone)」の最終プレゼンテーションを実施しました。
グローバルマネジメント(Capstone)では、学生がこれまで国際経営学部で学んできた知識を活かし、実際のビジネス課題に挑戦します。授業には、企業の最前線で経営企画やマーケティングに携わっている担当者が招かれ、事業内容や業界についてお話を聞きます。企業が直面しているビジネス課題から学生たちが取り組むテーマが設定され、受講生は国内学生と国際学生でチームを編成し、これまでに学んだ経営学の知識を駆使して課題の解決策を考えていきます。
2024年度春セメスターのCapstoneは、三菱地所株式会社(以下、三菱地所)にご協力いただきました。4月18日には三菱地所の九州支店から担当者が来校され、三菱地所の事業概要や、福岡市が目指す姿と課題、そして今回のテーマである「アジアのリーダー都市となるための福岡市の新しいビジョンの検討、及びそのために三菱地所が行うべき取り組みの提案」が発表されました。当日のQ&Aセッションでは、受講生が早速企業に向けて多くの質問を投げかけ、事業の抱える課題を理解し、解決案の検討に向けて取り組もうとする積極的な様子がうかがえました。その後受講生は、グループごとに課題に対する政策立案を目指して、約3カ月かけてリサーチやミーティング、プレゼンテーション準備等の活動を行いました。
7月18日には最終プレゼンテーションが行われ、対面とオンラインでご参加いただいた三菱地所九州支店の6名を前に、予選を勝ち抜いた4グループが決勝で発表を行いました。当日、プレゼンテーションの様子はオンラインで決勝会場外にも中継され、発表者は300名を超える他の受講生からの注目も浴びながら、堂々と発表を進めていました。
それぞれのグループは、課題に対する事業アイディアとして、ヘルスケアセンターの設置や、育児との両立、生活の質を向上させる為の環境設備などのテーマを元に発表を行いました。参加者からは具体的な事業プランに関する質問などが挙がり、活発な議論が行われました。選考の結果、「福岡市ワクワク計画~福岡市をアジアのリーダー都市に」をテーマに、多くの店舗が閉鎖した商店街の復活や、街に賑わいを取り戻す取り組みを提案したチームが優勝に輝きました。
会の最後には三菱地所九州支店・草野支店長より、「参加学生の高い能力と情熱を感じる事ができ、大変うれしく思う。全ての参加学生にとって、APU特有のダイバーシティ環境下で多様なバックグラウンドを持つ者同士で真剣に議論した経験そのものが、今後の社会でも必ず役立つと思う。」と、約4カ月に及ぶプロジェクトへの参加に対しての労いの言葉をいただきました。
APU国際経営学部では、今後も知識を実践的に活用し、ビジネス課題解決に挑戦する場を設けて参ります。
以上