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国際学生1回生向け FIRSTプログラムをオンライン開催

教育プログラム

2022/3/30

国際学生1回生を対象とした異文化学修プログラム「FIRST」が2022年1月12日(水)~2月11日(金)に渡り実施されました。

FIRSTは1回生が国内外に赴き、そこで初めて出会う人々との交流や調査活動を通して、現地の文化・社会に直接触れることが出来る短期プログラムで、春は国内学生向け、秋は国際学生向けに実施しています。
例年は入学したての国際学生が九州北部を旅しながら現地の方々にアンケートやインタビュー調査を行っていますが、今回はコロナ禍により国際学生の来日が叶わないため、オンラインでの日本文化調査プログラムとして実施しました。

プログラムには8か国からの17名の学生が4つのグループに分かれて取り組みました。実習前の事前授業では、筆内美砂助教から基礎的な調査手法を学びました。また、先輩学生の助けも借りながら日本文化に関する調査トピックを決め、アンケートやインタビューでの質問項目を日本語で準備していきました。

2月7日(月)~9日(水)はいよいよ実習です。例年はアンケート重視の調査を行っていましたが、今回のFIRSTでは事前の呼びかけに応じてくださった日本の学生、生徒や社会人の方へ、数多くのインタビューを行うことになりました。APUの国内生が参加する英語学習プログラムBOOSTや、APU卒業生が勤務する高校の生徒たちとの交流・インタビューのセッションも併せて設けられ、参加学生は日本語のメールで行うスケジュールの調整にも苦戦しつつ、調査を進めました。

事前に準備したアンケートに記入してもらうよりもインタビューで会話をするほうが、当然ながらより高度な日本語運用能力が求められます。日々授業での日本語学習はしているものの、来日できておらず日本人との会話経験が少ない参加学生たちにとっては、能力的にも心理的にも大きなチャレンジとなりましたが、数日間の実習中にどんどん成長していく様を見せてくれました。

各グループでの分析を経て、2月11日(金)に最終発表を行いました。調査結果はより深い分析や議論が行えるよう英語にて発表を行い、オンライン掲示板ツールをリアルタイムで活用したことで他グループのメンバーからも活発にフィードバックや質問が投げかけられました。今回九州各地に直接訪問することはできませんでしたが、インタビューなど直接のコミュニケーションや調査分析を通し、彼らにとっては異文化である日本文化への洞察を深められたようです。
発表の最後には、上達した日本語を使用してプログラムの振返りを発表してくれました。多くの学生がチームメイトへの感謝の気持ちを表していて、オンラインで遠く離れた状況でもチームで協力し困難を乗り越えた一体感を実感する場面となりました。


以下に学生からのコメントを紹介します。

CUT HIMMATUN NAJWAH MANARFAさん
APU新入生向けのワークショップで先輩がFIRSTの紹介をしており、このプログラムについて初めて知りました。さらに調べてみると調査、コミュニケーション、挑戦するスキルを磨く機会になるとわかり、応募を決めました。今年のプログラムは残念ながら研修旅行式の対面実施ではありませんでしたが、総合的に設計されたプログラムで、教員、TAから学生まで誰もが高いモチベーションを持って参加したことにより、その学修目標に到達できました。このプログラムを通して、適切な計画、内発的な動機づけと自制心、チームワークがあれば、(コロナ禍という)現在の状況が成長の機会を奪うわけではないのだ、と実感しています。先に挙げたスキルの向上とともに、FIRSTは私のような日本国外の国際学生にとって、日本語で日本人と交流し、調査対象の日本文化について深く学ぶ絶好の機会でもありました。

Adeline Olamさん
多文化環境で学び、大学生としての無限の可能性に気づくにしたがって、この多様で包摂的なAPUをもっと探究したくなりました。FIRSTプログラムを通して、私は様々な文化的背景や異なる生い立ちの人々と繋がることができました。これは私にとって、とても大きな力となる経験でした。もちろんその過程には乗り越えなければならない課題や障害、例えば言語の壁や集団力学を見出すことなどもありました。それでも、私はFIRSTプログラムに参加できたことを大変嬉しく思います。クラスメイトと共にチームワーク、コミュニケーション、包摂性、調査の基礎に関する知識と経験とを広げながら、沢山の意義深い思い出を作る機会に恵まれたからです。FIRSTプログラムに参加することで、私はよりオープンマインドで積極的になり、より良い世界市民へ一歩近づけたと信じています。



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