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APU・九州大学、デジタル変革時代の問題解決型学習の共同授業を実施

教育プログラム|連携事業

2022/01/24

2021年秋セメスターより、APUと九州大学共創学部の両学生に向けた二大学合同特別講義として、アジア太平洋学部の特殊講義「Sustainable Management of Social-ecological Systems(社会生態学的システムの持続可能なマネジメント)」が開講されました。

11月には、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)の最終週というタイミングで、APUの Oscar A. Gomez准教授(アジア太平洋学部)による気候変動適応策をテーマにした講義が行われました。


九州大学共創学部とAPUは、様々なバックグラウンドを持つ両大学の学生が協働して問題解決型プロジェクトに取り組めるよう、この講義を共同で企画しました。アジア太平洋学部の4人の教員、Giguruwa Nishantha教授、Thanh Huong Bui教授、上述Gomez准教授、Alexandru Dimache 助教が、九州大学の先生方と共に、社会と環境の問題を幅広く扱った4つのモジュールから成る講義カリキュラムを開発しました。

4つのモジュールとは、「社会生態系ネットワークのためのICT」、「気候変動の緩和と適応」、「社会生態系と社会的企業」、「生物多様性」です。九州大学の先生方が自然科学を専門とする一方で、APU教員は社会科学に精通しているため、協働することによって教員は互いの異なる専門性や経験を十分活用することができました。また学生たちが分野をまたぐ問題への解決方法を考える際にも、教員の視点が多様であることは強みになりました。

この教員の連携により、APUと九州大学の合同授業が初めて、オンラインを通して両大学のキャンパスで同時に行われました。この授業の実施にあたり、九州大学と共にハイブリッド授業に対応できる教室設備の整備を進めてきました。授業には複数のモニターと360度カメラが使用され、異なるタイムゾーンと場所にいる学生たちのグループワークやディスカッションを可能にしました。
11月10日にGomez准教授がAPUキャンパスで行った講義では、APU生は三つの教室からzoomのカメラ越しに、九州大学の学生は福岡県からオンラインで参加しました。ディスカッションの間、APU生はAPUアカデミックオフィスの技術サポートを受け、デジタル会議機材を活用して九州大学のチームメイトとスムーズにコミュニケーションをとることができました。

今回APUは教育における地域連携の拡大に向けた取り組みとして、リアルとバーチャルを最大限で組み合わせた問題解決型学習を作り上げました。



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