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言語教育センター監修によるAPU初の公式携帯アプリ「TOBIRA」“サバイバル編”配信開始、新たな日本語学習支援へ

教育プログラム

2020/09/10

APUでは英語基準で入学した学生のために、オリジナルの日本語学習テキスト(「日本語5つのとびら」凡人社)を作成して、多文化環境における日本語教育に力を入れています。さらに、どんな学習段階からもスムーズに日本での生活、また日本語学習を始められることを目的に、テキスト教材「日本語5つのとびら(サバイバル編)」を入学予定者に送付して支援していました。このテキスト教材「日本語5つのとびら(サバイバル編)」をもとに、言語教育センター(CLE)教員の監修によりAPUで初めて携帯アプリが制作し、7月29日より配信を開始しました。スマートフォンなどでより手軽に利用できる学習環境を提供することで、気軽に、楽しく日本語への親しみを促し、入学後の日本語学習への適応度を高めることを目指しています。

アプリはiPhone / iPod touch、Androidスマートフォンなどに対応しており、App StoreまたはGoogle Playで「TOBIRA」で検索してインストールすることで、だれでも無料で利用できます。APUでは2020年9月入学の国際学生より、入学前学習としてこのアプリの利用を推奨します。

(言語教育センター(CLE)センター長の本田朋子教授)
この度「日本語5つのとびら(サバイバル編)」前半のアプリが完成しました。このアプリは、日本語をまったく知らない人たちに使ってもらうことを想定しています。
APUが開学した20年前には、大学に入ってから日本語を勉強する大学生のための教科書はほとんどなかったので、初めて日本語を学習する大学生のための教科書「日本語5つのとびら」を開発しました。「5つのとびら」は、入学前の準備の「サバイバル編」から始まり、学生生活に必要な日本語を学ぶ「初級編」Part1、Part2、日常生活と大学講義の橋渡しとなる「中級編」、アカデミック・ジャパニーズの基礎に触れる「中上級編」という流れになっています。「5つのとびら」という名前には、とびらをひとつずつ開けていくたびに新しい日本語の世界に出会ってほしい、そんな思いをこめました。
サバイバル編のアプリの開発は、世界の各地にいる人たちに、このとびらを開くことで日本語の世界に触れてほしいという思いから始まりました。教科書がアプリに変わり、世界中どこにいても開くことのできるとびらになりました。ドラえもんのどこでもドアのように、このとびらが世界中の人たちを日本語の世界にいざなってくれることを願っています。



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