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教育プログラム|受賞
2016/01/06
2015年12月9日(水)、安藤百福名誉博士栄誉賞の公開審査を開催しました。
今回行われた公開審査では、厳正な審査を通過した4名の学生が、大学生活で取り組んできたことや将来の夢について発表を行い、その後、質疑応答を受けました。発表者は、木村 薫さん(国際経営学部4回生、日本)、WICKRAMANAYAKE Pathirannahalage Praviniさん(国際経営学部4回生、スリランカ)、松井悠一郎さん(国際経営学部4回生、日本)、OH Gun Mooさん(国際経営学部4回生、韓国)(発表順)です。
木村さんは、「人と夢を繋ぐ架け橋になる=人々が可能性を広げられるための“きっかけ”をつくる」という夢を、展示会を企画し出会いを提供することで実現する計画について語りました。
WICKRAMANAYAKEさんは、「持続的発展を通して貧困がなくなるように人々を支える」というビジョンと、財務の知識を高め、日本とスリランカの企業を繋いでいくことで、そのビジョンの実現をめざすことを具体的に説明しました。
松井さんは、リーダーシップを発揮するには自分の考えを押し付けるのではなく、相手を知り、信頼関係を得ることであると学んだと述べ、入社後は製品の魅力を伝えるマーケティングで活躍したいということなどについて語りました。
OHさんは、社会の発展の種となるビジョンを世界に広めたいという決意とともに、経済的環境に囚われずにビジョンがもてる社会を、オンラインマーケティングを通じて、途上国との橋渡しをしていくことで実現させていくという計画などを説明しました。
発表後の質疑応答では、「プレゼンテーションはとてもスマートで上手かったが、APUでぶつかった壁や悩みについて、どんなことがありましたか」「正課の授業と正課外活動とのバランスについて、どんなことに留意しましたか」「受賞した奨学金の使い道は」など、様々な質問が審査員から出されました。どの学生も、厳しくも愛情のこもった審査員の質問に、精一杯の誠実さで回答するとともに、自身の目標やプランを熟考する機会としていました。
公開審査を傍聴していたLuong Huu Locさん(国際経営学部1回生、ベトナム)は、「プレゼンテーションはまさに、成功を目指す人たちにインスピレーションとモチベーションを与えてくれるものでした。皆さんの話を聞き、あやふやな夢を見るのではなく、将来のビジョンを明確化し、それを絶対に実現しようと考えるようになりました」と感想を話しました。
この賞は、日清食品グループの創業者である、故安藤百福名誉博士のご厚意により設置された奨学金です。2016年3月の学部卒業予定者を対象とし、意欲的な目標をもち、アジア太平洋地域で大きな貢献を果たそうとしている者を奨励することを目的としています。受賞者は賞金100万円の他に、学部学生の代表として学位授与式の壇上で挨拶をするという名誉が与えられています。