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教育プログラム|学生生活
2013/02/04
2013年1月23日(水)、APUが提供する初年次教育プログラムの一つ「新入生ワークショップⅡ」の最終プレゼンテーション大会を行いました。会場にはプログラムを担当するAPU教員のほか、社会起業家を支援する世界的組織アショカの日本法人アショカ・ジャパン代表の渡邊 奈々氏やAPU卒業生で、インターネットでフィリピンと日本を繋いで語学学習事業を展開する社会起業家Tahmid Moinul氏(2005年秋国際経営学部卒)が審査員として参加してくれました。
新入生ワークショップはAPUに入学した一回生全員が受講する正課科目で、大学での学習に必要とされる文献の調査方法や論文の書き方といった基本的な学習スキルの獲得を目指す「ワークショップⅠ」と、APUの多文化環境を活かした、異文化理解や国内・国際学生間の交流を目的とした「ワークショップⅡ」に分かれています。
毎年メインテーマを変えて行っているワークショップⅡでは、「社会貢献型事業の提案」を今年度のテーマとし、春期・秋期合わせて1200名の新入生が、社会企業家の講演を聞いたり、ティーチング・アシスタント(TA)のサポートを受けたりしながら、社会問題の解決を踏まえたビジネスモデルの立案に取り組んできました。この日の最終プレゼンテーション大会では、200グループの中から予選を勝ち残った5組のグループが、フィリピンのゴミ山で暮らす住民の救済を目的とした事業プランやバングラデシュの貧困層への教育開発事業などを日英両言語で発表し、最優秀賞と優秀賞グループにはアショカ・ジャパン渡邉氏から表彰状が手渡されました。
最後に、プログラムを担当する教育開発・学修支援センターの秦 喜美恵准教授が「社会貢献型事業の起業は“これからの時代に貢献できる若者の育成を目指す”という点で、APUのビジョンやミッションに通じるものです。これを一回生への必修課目として実施し、文化的背景の異なるグループが、“言葉の壁や考え方、価値観の違いを超えたチームワークを発揮して世界の社会的な問題の解決法を考えた”ことは非常に意義のあるものでした。今回の学びをきっかけに、ここにいる学生の中から将来の社会企業家が誕生する日を楽しみにしています」と挨拶し、プレゼンテーション大会は幕を閉じました。
2012年度新入生ワークショップⅡプレゼンテーション大会審査結果