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APU生がNERPS 2026で学生最優秀プレゼンター賞を受賞

講演・シンポジウム|受賞

2026/03/18

2026年3月4日(水)〜7日(土)の4日間にわたり東京の国連大学(UNU)本部で開催された国際会議「NERPS 2026」において、DO Nguyễn Thanh Nhanさん(アジア太平洋学部4回生、ベトナム)が、学生部門のBest Presenter Awardを受賞しました(教員報告)。本会議は、広島大学のFE・SDGsネットワーク拠点(NERPS)とUNUが共催し、研究発表・ラウンドテーブル・ワークショップ等を通じて平和と持続可能性に関する対話を行う国際プラットフォームです。今年は「Harnessing Technologies for Strengthening Multilateralism on Peace and Sustainability(技術と多国間主義、平和・持続可能性の交点)」がテーマに掲げられました。

カンファレンスには、厳選な審査を経て世界中の大学から学生が登壇し、うち学部生での発表者はDOさんのみでした。DOさんの論文「Envoys of “Friends” or “Foes”? Emotions and Relationality in China-Japan Panda Diplomacy (1972-2023)( “友”の使者か、“敵”の使者か?――中国・日本のパンダ外交における感情と関係性(1972–2023))」は、全発表者のうち3名が受賞したBest Presenter Awardの一つに輝きました。また、本論文は、カンファレンスの閉会挨拶にて、UNU学長であり、国連事務次長でもあるTshilidzi Marwala教授から、学生研究として唯一言及された論文となりました。今回の発表は、CHEN Ching-Chang教授のゼミにおいてDoさんが執筆した卒業論文を元にしたものです。

DO Nguyen Thanh Nhanさんのコメント

この賞をいただいたときは本当に驚きすぎて、壇上で証明書に自分の名前が本当に書いてあるか確認してしまったほどです! 学部生である私にとって、このような光栄な賞をいただけたこと、そして会議で素晴らしい研究者や実務家の方々とお話しできたことに、心から感謝しています。
私の発表では“パンダ外交”を取り上げました。一般的な欧米中心のパブリック・ディプロマシーの理論ではなく、東洋的な視座を用いて、中国がパンダの貸与という交流をどのように影響を及ぼす手段として用いているのかを分析しました。結論として、人々の感情や関係性に基づく力こそが、この外交の影響力の源泉であることがわかりました。
とても心温まる経験だったのは、私のセッション後も多くの参加者が発表内容を覚えていてくださり、パンダの写真を見せてくれたり、母国のエピソードを共有してくれたりしたことです。本当に忘れられない経験になりました。
この研究が、国際関係研究の中にもっと東洋の視点を取り入れるきっかけになればと願っています。



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