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2025/01/31
11月23日~25日に、立命館アジア太平洋大学とオリックス不動産、杉乃井ホテル&リゾートが結んだ協定の一環である、問題解決型学習プログラム「New Tourism Hub(ニューツーリズムハブ)」の集中ワークショップが実施されました。いよいよこの冬から就航することが決定したホーバークラフトを学びの題材とし、その船内で上映するPR動画の構成案2作品が選出されました。
New Tourism Hubは観光産業に携わる人材育成などを目的とし、2021年12月に締結した「友好交流に関する協定」に基づき、企業とAPUの学生がともに地域の観光課題解決をはかる学習プログラムです。オリックス不動産、杉乃井ホテル&リゾートほか、大分観光業を担う日本航空株式会社、大分第一ホーバードライブ株式会社、株式会社JTBの3社がサポート企業として協力。地域観光業の課題解決を図る問題解決型学習(PBL)を通じて、学生が地域・企業とともに観光について学ぶことを目指しています。
産学連携3年目となる今年は、大分空港と大分市の海上を運行予定のホーバークラフト船内で乗客向けに上映するPR動画の映像コンテンツ制作に取り組みました。
PBLとは:Project Based Learningの略称。自ら問題を発見し解決する能力を養うことを目的とした学習方法。
2024年8月に今年度プログラムが始動し、公募から選ばれた全21名の学生が一同に会してキックオフを行いました。11月23日~25日は、別府温泉 杉乃井ホテルやホーバードライブ、大分空港の参与調査のほか、大分の地域課題や観光業の新しい取り組み、別府市で観光業に関わる人材からの講話など、情報のインプットを中心とした座学と、最終日に実施するPR動画構成案のプレゼンテーションの作成、準備を行いました。
迎えた11月25日の最終日には、企業担当者やプロジェクト参加の学生がAPUグリーンコモンズに集結し、4グループに分かれて動画構成案のプレゼンテーションを実施しました。審査員としてオリックス不動産役員ほか、各企業の要職者、動画制作を担当するAPU出身のプロのクリエイター等が参加され、各グループからのプレゼンテーション実施後、入念に時間をかけて審議をいただきました。結果、PR動画の構成案としてトップ2作品が決定しました。今後、プロのクリエイター監修のもと、実際に映像を制作する段階に進み、2025年春の公開を目指します。
「誰もが楽しめる、誰でも受け入れられる新しい視点からの大分の魅力」をテーマにアイデアを考えました。時間をかけて作り上げたアイデアを、映像作品として形にするチャンスをもらえたことに感謝しています。同時に、本格的にPR動画のコンテンツ制作が始まることに、気が引き締まる思いです。テーマ内容に思いを込めてプレゼンテーションに臨んだため、その点を評価していただけたのではないかと思い、大変うれしく思います。
「まだ見ぬ別府に癒される」をテーマにPR動画のアイデアを考えました。チームで話し合って作り上げたアイデアが、結果として結びついてうれしいです。同時に、貴重な機会をいただけたことに感謝しています。別府の人の温かさと、別府の街が与える癒しを、「温泉の湯けむり」で場面転換しながら表現できるような作品にしていきたいと思います。