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連携事業|社会貢献
2025/01/14
2024年12月17日(火)、APU卒業生で、NPO法人あいむ・代表理事の藤野荘子さん(アジア太平洋学部・2016年卒業)がAPU社会連携セミナーへ登壇し、自身が挑戦する社会課題「若者支援」について、講演を行いました。
藤野さんはAPU在学時、発展途上国におけるボランティアやインターンシップに参加し、貧困問題や子どもたちが抱える問題の解決に取り組んできました。そして帰国後は、国外での経験から、日本の社会課題に着眼するようになったと言います。
2016年にAPUを卒業後、一般企業における勤務を経て、地元福岡で、悩みを抱える子どもたちと向き合う活動を開始しました。2023年からはNPO法人化し、現在は福岡市にある警固公園を中心に、若者や子どもとのアウトリーチ(つながること)を大切に、それぞれのニーズに応じた相談をはじめ、食事支援、学習支援などを行っています。
現在、福岡をはじめとする日本の都市部には、支援を必要とする若者が増えているといいます。自らの居場所を求めた若者が、夜間に公園など様々な場所に集ってコミュニティを形成しますが、時にはトラブルに巻き込まれてしまうケースもあるそうです。そのような若者や子どもたちにとって、親でも、先生でも、友人でもなく、「味方」と感じられる拠り所となれるよう、藤野さんは日々模索しながら支援を続けています。
講義中、参加学生からは、「オンラインのコミュニケーションツールが活発に利用される現在において、対面での交流を求める人が多い理由」、などについて質問があり、活発な意見交換が行われました。
最後に藤野さんは学生に向けて、「焦って何かを成し遂げる必要はないが、まずは行動してみる事を大切にしてほしい」とエールを贈りました。