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連携事業
2023/01/11
APUは2022年秋セメスターに、大分銀行との共催で寄附講座、「おおいた遺産を活用した地域づくり」を開講しました。久保隆行アジア太平洋学部教授、神足博美非常勤講師、楢本譲司非常勤講師の指導の下、33名のAPU学生が受講しました。
本講座は、「おおいた遺産」(大分合同新聞社が創刊120周年記念事業で選定した有形無形の地域資源)をどのように地域観光に活用するかをテーマに、大分銀行の協力・支援によって講義とフィールドワークを行い、持続的な地域のかたちを考察しました。また、本講座の講義は公開講座として市民の皆さん(延べ44名)にもオンラインで受講していただきました。
講座では耶馬渓、豊後大野、臼杵地域を対象として、歴史・自然・文化財の研究者や大分銀行地域創造部の担当者らによる講義と、現地でのフィールドスタディーを行いました。学生は座学で学んだ地域を、実際に訪れて体験することで学びを深め、最終回には、別府市公会堂にて公開発表会を行いました。
発表テーマ
APUは、2017年秋から大分合同新聞社との連携による「おおいた遺産」に関する連携講座を実施しており、今回は6回目となります。今年度は2021年度に締結した、大分銀行と講座開設に関する協定に基づき、寄附講座として実施しました。APUは今後も本取り組みが大分地域の持続的な発展に寄与することを祈念してまいります。
久保隆行教授のコメント
本年度は、昨年度に引き続き大分銀行様ならびに本授業で訪問した地域の皆様から多大なるご支援を頂戴しながら授業を進めることができました。今年の授業に参加した学生たちは、コロナ禍により貴重な大学での時間の多くを自宅でのオンライン授業にあてることを余儀なくされてきました。そのような学生たちにとって、本授業は従来の対面形式の授業の良さに、フィールドでしか得られない貴重な体験を伴う有意義な1クオーターとなったのではないかと思います。さらに、来年度から弊学に設置予定のサステイナビリティ観光学部に着任予定の若い先生方もフィールドワークに参加する機会をいただき、大分銀行地域創造部のご担当者様ならびに地域の皆様との交流を深めることができました。これからも、本授業において「おおいた遺産」を通じた多様な紐帯を築いていきたいと思っています。