立命館アジア太平洋大学

CLOSE

ニュース

2022年秋の学位授与式

イベント

2022/9/26

2022年9月16日(金)、2022年秋の学位授与式を行い、学部と大学院併せて511名(46ヶ国・地域からの国際学生419名、国内学生92名)が晴れて卒業しました。3年ぶりの対面開催が実現し、会場となった別府市のビーコンプラザには卒業生や保護者、教職員が出席し、新たな門出を迎えた卒業生を祝福しました。会場に参加できない家族や友人はYouTubeとFacebookを利用したライブ配信で式典を見守りました。

式では出口治明学長が卒業生へ以下のメッセージを贈りました。

「卒業生・修了生のみなさん、ご卒業、本当におめでとうございます。僕から3つのはなむけの言葉を贈らせていただきます。1つは、終生学び続けて欲しいと思います。デカルトは大学を後にするとき、これからは「世間という大きな書物から学ぶ」と述べました。2つ目は、常に行動し挑戦し続ける人になってほしい、ということです。人間の社会がこれまで進歩してきたのは99%の挑戦が失敗に終わるという冷厳な事実を受け止めながらも、行動しなければ世界は変えられないと信じて挑戦を続けてきた人がいたからこそ、なのです。皆さんにはぜひ世界を変える「チェンジメーカー」を目指して、失敗を恐れずチャレンジし続けて頂きたいと思います。3つ目は、APUで学んだ先輩たちが現在20,000人以上、世界で活躍しています。何事かを成そうとするとき、一番大切なのは仲間です。仲間に入れてもらって皆んなで世界を変えましょう。皆さんのこれからの人生に幸多からんことを祈ります。ご卒業、本当におめでとうございます。」

―――学長からのメッセージの全文はこちらでご覧いただけます―――

来賓から、校友会代表で国際連合人権高等弁務官事務局に勤めるMorse Caoagas Floresさん(アジア太平洋学部 2006年卒)が、以下のように祝辞を述べられました。「今思えば、APUは私の国連でのキャリアを築くための鍛錬の場だったのだと思います。最初の6カ月間の国連とのつながりは、17年以上にも及びました。2005年当時、国連に所属するAPUの卒業生は私一人でしたが、現在では約30人の卒業生が20以上の国連機関で活躍しています。」「これから社会に出る皆さんには、APUのモットーである "Shape Your World"のままに生きてほしいと願っています。その際、次のことを思い出してください。1800年に10億人だった世界人口は、現在79億人に増加し、世界人口の9%にあたる6億6千万人が栄養不足であること。世界には十分すぎるほどの食糧が生産されているが、それが世界中に不均等に分布していること、世界の10人に1人が1日1.9ドル以下で生活し、21億人が安全な飲料水を手に入れることができないこと。大変厳しいですが、私たちが直面している現実の世界なのです。APUが、国連が掲げるSDGsの「誰一人取り残さない」理念に合わせ、自由と平和を追求する学生や卒業生を育成する2030ビジョンに取り組んでいることを知り、嬉しく思っています。皆さん、巣立ったからこそ帰ってくる場所があります。未来に向かって大いに羽ばたいていってください。」

学部卒業生を代表して、今年度の安藤百福名誉博士栄誉賞の受賞者であるFathia Fairuzaさん(アジア太平洋学部、インドネシア)は、「私は、高等教育を受けたり広い世界に触れたりする機会の乏しいインドネシアの小さな村で育ちましたが、自身の経験から言えることは、APUは正に『あなたの世界を創る』場所だということです。APUで学ぶことにより、教育を受ける権利の擁護者になるという夢に向かって進んでいくという『IKIGAI(生きがい)』を実現していく上での助けとなりました。社会経済的背景にかかわらず、誰でも良質な教育を受ける権利があると私は信じています。ですので、私は2020年にShape Your Life Indonesiaという団体を立ち上げました。2021年のプロジェクトBに選ばれ、APUが1年間の資金援助をして下さったことにとても感謝しています。」と、APUでの学びを振り返りました。また、「私がニューヨーク市にあるコロンビア大学の人権プログラム修士課程に進学する、初のAPU生になることを、ここでみなさんにお知らせでき、うれしく思います。ですが、そこで立ち止まるつもりはありません。APUを卒業後、人権活動家になり、自分自身の団体であるShape Your Life Indonesiaだけでなく、ユニセフですべての子どもの教育を受ける権利のために闘います。私の夢は、インドネシアのすべての若者、特に恵まれない若者に質の高い教育を受ける権利を与え、私たち、明日の世代をアジア太平洋地域の未来のリーダーにすることです。」と将来への展望を語りました。最後に、共に卒業する仲間たちに向けて、「学部での勉強はこれで終わるかも知れませんが、これは同時に人生の新たな幕開けでもあります。自分の力を信じて下さい。あなたはもう半分進んでいるのです。何かを本当に望んだなら、宇宙全体が力を合わせてあなたの夢の実現を助けてくれます。」と語りかけました。

また、大学院修了生を代表してSOUDUNSAARI Minna(アジア太平洋研究科、フィンランド)が、「パンデミックの暗い海は確かに航行するのが大変でしたが、私たちはなんとか進路通りに進むことができたのです。2年前、私たちの多くは大変な時差のなか、オンラインで学習を始めました。 私はフィンランドで午前 3時に授業に参加しましたが、すぐに夜食と朝食の区別がつかなくなってしまいました。研究目標も自由な時間もパンデミックの影響を受け、私たちは途方に暮れました。しかし困難に圧倒されていたとき、特にオンラインチャットグループを通しての、仲間からの温かいサポートを感じました。」と、パンデミック禍での学生生活を振り返りました。そして、これまで共に学んだ仲間たちに向けて、「たとえどんな小さなことでも、行うことを選択する方が、何もしないよりも断然良いです。思い出して下さい。私たちは世界的パンデミックという状況に合わせて学習をうまく適応させたのです。だから将来社会に出て行っても、同様に適応できるスキルが備わっているのです。」「卒業生のみなさん、おめでとう!APUでできた友達とこれからも繋がりあい、自分たちの無限の可能性を信じて、どこにいても励まし合いましょう!」と呼びかけました。

式典の後には 恒例の帽子投げが行われました。卒業生たちの“We are APU”の掛け声と共に、3年ぶりに数々の赤い学帽が一斉に高く舞い上がりました。卒業生は、笑顔で会場を後にし、それぞれが新たな人生のステージに向って歩き出していきました。

式典当日の映像は下記YouTubeでご覧いただけます。
https://youtu.be/nGMJqXGaj9s



  • LINEで送る

PAGETOP