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2021年春の学位授与式

イベント

2021/3/26

2021年3月19日(金)、2021年春の学位授与式を行いました。新型コロナウイルス感染拡大防止のために2回に分けて実施し、かつオンラインと会場でのハイブリット方式による式典開催となりました。例年は別府市のビーコンプラザで式典を行いますが、2020年度は授業の多くがコロナ禍のためにオンライン実施となり、キャンパスへ来ることのなかった学生のため、キャンパス内のミレニアムホールで式典を行いました。
今回は学部と大学院併せて690名(国際学生216名(28ヶ国・地域出身)、国内学生474名)が晴れて卒業しました。
卒業生のうち約3割の学生が、ビデオ会議システムであるZoomを通してオンラインで参加し、その他の学生や卒業生のご家族や友人などがYouTubeとFacebookによるライブ配信を視聴して式典を見守りました。
式では米山裕副学長が卒業生へ以下のメッセージを贈りました。
「皆さんの学生生活最後の1年は、人類史上稀にみるグローバルなパンデミックに見舞われました。不便なこと、不安なことも多かったと思いますが、APUの皆さんは、世界に散らばる友人と繋がり合い、励まし合いながら学業を継続し、卒業・修了後への道を切り拓いてきました。皆さんのレジリエンス、つまり「逆境に負けない力」に心からの敬意を捧げたいと思います。
皆さんは、今日をもってAPUの学生であることをやめ、APUのアラムナイになります。今後の皆さんの活躍が大学としてのAPUの発展を支えますし、APUの発展が皆さんのキャリアを支えます。その意味で、皆さんはこれからもAPUのメンバーです。」

―――副学長からのメッセージの全文はこちらでご覧いただけます―――

学部卒業生を代表して、今年度の安藤百福名誉博士栄誉賞の受賞者である大山武将さん(アジア太平洋学部)は、「このような多文化環境で日々過ごしてきましたが、この4年間で何よりも今の自分を作り上げたのは、ゼミに入って論文を書いたことです。日常生活で人と人を結びつけてくれる食に関心を抱き、現代の食文化を学問的に研究したいと思うようになりました。そして、食文化のあらゆる文献を渉猟したものの、論文で最も重要な「問いを立てること」や、「その問いに対してきちんと答えること」、このシンプルなことすらできず、四苦八苦しました。そんな状況の中、ゼミの先生には粘り強く、親身にご指導をいただきました。その甲斐あって、段々と問いができ、構成ができ、ある時、論文の全貌が見え始めました。1年の歳月を経て辿りついた問い、それは、「現代の日本酒造りにおける伝統はいかにして維持されているのか」ということでした。
日本全国と世界の国・地域から集まってきた学生のみなさん、異なる文化を多様なままに認め、新しい社会の状況に応じて融合し発展させていくことができるのがAPU学生の強味だと思いませんか。この場に集った一人ひとりが、学問、正課外活動、社会活動など自分が最も輝く場所で、これまで学生生活を駆け抜けてきたことでしょう。私の場合は、ゼミ活動でしたが、みなさんが自分が打ち込んできたこと、それを通して自分が変わり、新しいネットワークができたことに自信と確信をもってAPUから羽ばたいていきましょう。」と述べました。

また、大学院修了生を代表してThi Huong TANG (経営管理研究科、ベトナム)が「在学期間が2年間しかない私たち大学院修士課程の学生にとって、2年目のほとんどの時間をパンデミックに持って行かれたのは残念でなりません。しかしそれでも、1年目にAPUのキャンパスでコロナ前の生活を経験できたことは幸運でした。様々な言語が話されているのを聞きながら、世界中から集まった学生で溢れた活気のあるキャンパスを歩いたものです。クラスメートと同じ教室で、珍しい話や様々な意見を聞き、また自分の話や意見も共有しました。寒い日、雨の日、そして霧の日、長い列をつくって震えながらバスを待ちました。思い出は話し出すときりがありません。

鮮やかな色、ワクワクするような音や動き、それらすべてが突然、ソーシャルディスタンス、感染予防、ステイホームに変わりました。「リアル」な物がことごとく「バーチャル」になり、天空祭までもがバーチャルになりました。信じられませんでした。授業の出席、研究、生活様式を変更せざるを得なくなりました。自宅ではVPNを設定して、現地調査をキャンセルして、研究テーマを変更しました。長時間パソコンの画面を見続け、目と心がすっかり疲れ果てました。感染を恐れて、グループワークはすべてオンラインになりました。チームメートとは実際に一度も会ったことがありません。大学と家との線引きが曖昧になり、時間の管理にも苦労しました。私達はストレスがたまり、不安になり、混乱しました。

しかし、私達は一人ではありませんでした。このような困難な時期だからこそ、お互いに支え合い励まし合いました。インターネットの接続に問題があっても、なんとか課題を提出することができました。そして、大学院のみなさん、私達はリサーチプロジェクトや修士論文を提出することができたのです。オンラインで対面の時ほどチームワークがうまくいかなかったにも関わらず、無事に単位を取得し、課程を終えました。不透明な状況の中、私達はたくさんのことを成し遂げることができました。みなさん、頑張った自分に大きな拍手を送りましょう。」と述べました。

式典当日の映像は下記YouTubeでご覧いただけます。
https://youtu.be/-rYn19NdzVY



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