2020年8月、立命館アジア太平洋大学(APU)の経営管理研究科(GSM)は、大学院レベルのマネジメント教育の国際的な認証評価機関であるAssociation of MBAs (AMBA、本部:英国)より、世界でも最高水準のMBA教育を提供する教育機関として認証を取得しました。現在世界のビジネススクールの約2%にあたる277校のみがAMBA認証を取得しており、APUの認証取得は日本国内のビジネススクールの中では2校目となります。
この認証により、APUが提供するMBAプログラムが世界水準の教育であることが保証され、卒業後の国内外への進学や就職に有利なものとなります。また、世界75の国と地域に広がるAMBA認証校との交流も今後活発になることが期待されます。
AMBAによる国際認証とは
Association of MBAs (AMBA)は、1967年に英国ロンドンで設立された世界で最も権威あるマネジメント教育の認証機関の一つです。AMBAはマネジメント教育の中でも、修士課程プログラム(MBA、MBM)、博士課程プログラム(DBA)に与えられる認証です。認証を取得するには、AMBAが定める教育内容や教員・学生などに関する10の厳しい審査基準をクリアする必要があり、さらに認証を維持していくためには、プログラムの質を維持・向上させながら定められた期間に再認証のプロセスを受ける必要があります。
https://www.associationofmbas.com/
出口治明学長からのメッセージ
この度APUの経営管理研究科は、AMBAによる認証を取得いたしました。日本国内におけるAMBA認証取得は2例目となります。これにより、APUはAACSB(APM・GSMが2016年取得、国内認証校5校)、TedQual(APSが2018年取得、国内認証校2校)と合わせて、3つの国際認証を取得したことになります。これも、APU教職員・学生の努力、そしてAPUの教育を支えてくださるステークホルダーの皆様のご支援の賜物です。
大学の本務は教育と研究です。これらの国際認証を取得できたことは、APUにおける教育と研究が世界水準であることが認められたことを意味します。学長として、この成果を大変嬉しく思っています。それと同時に、これからも3つの国際認証を併せ持つ大学として、継続的にそして徹底的に教育・研究の質向上を追求してまいります。
経営管理研究科 大竹敏次研究科長からのメッセージ
この度経営管理研究科では、MBAプログラムの国際認証AMBAを取得しました。この認証は、MBAのカリキュラム、教員の研究活動、大学院生の学びの質、卒業生の活躍、企業や地域との関係性、大学施設、MBAのガバナンスなど多岐に亘り審査を受け、世界基準を満たすビジネススクールにのみ授与される国際認証です。
2016年に国際経営学部と経営管理研究科では、すでにビジネス教育における国際認証であるAACSBを取得し、今回2つ目のビジネス分野における権威のある国際認証を取得するに至りました。これも地域の方々およびステークホルダーの皆さまのご協力のお陰であり、心より御礼申し上げます。
この国際認証を通じて、MBAの学生に対して世界基準の環境の中で、世界基準の研究・教育を提供し、グローバルな視野からイノベイティブな発想で経営者や起業家として活躍できる人材を輩出していきたいと思います。またアフターコロナにおいても、教育や研究の質を向上させ、地域社会や世界に貢献していきたいと思います。