2015年12月16日(水)、20世紀フォックスホームエンターテイメントの代表取締役社長の土合朋宏氏が「ピンチは人を育てる。綾鷹とスター・ウォーズから学んだこと」と題する講演会を行いました。
講演では、土合氏は3つの話をしました。
1つは、日本コカ・コーラ株式会社に勤務していたときに、競争の厳しい緑茶業界で「綾鷹」という新しいブランドの立ち上げた話です。その中で、土合氏は成功の要因として、新しい価値が提供できたこと、その新しい価値に基づいてメッセージを創造することができたこと、情熱があったこと、そして協力的なプロジェクトチームであったことをあげました。
また、土合氏は20世紀フォックスでの仕事の例として、スター・ウォーズのブルーレイの日本発売に際し、ルーカスフィルムとの交渉に及んだ時のエピソードにも触れ、誰もが皆同じ教育を受けたわけではなく、経験や考え方も違うので、相手の話をよく聞き、自分の考えを論理的に示すことが重要であることを話しました。
そして最後に、学生に対してこれからキャリアを築く為のアドバイスとして、将来のイメージを描き始めるように勧められました。重要なことや好きなことに基づいて優先順位をつけ、一旦仕事を始めたら10,000時間ぐらい経験するまでは辞めないこと、困難が自分の成長を促すこと、可能であれば師匠(メンター/良い助言者)を見つけることをアドバイスしました。
参加学生の活発な発言により、講演はディスカッションへと発展しました。土合氏も学生の意見に対し、丁寧なコメントを下さいました。
取材:APU学生広報スタッフ<Student Press Assistant(SPA)>
NGHIEM Quoc Hoai Minh(ベトナム)