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毎日新聞社常務執行役員真田和義氏がAPUで講演

講演・シンポジウム|来学者|SDGs

2015/10/28

2015年10月9日(金)、社会連携セミナーの一環として、毎日新聞社常務執行役員真田和義氏が、「MOTTAINAIの心、世界へ 新聞社が手がけた環境キャンペーン」をテーマに本学で講演を行いました。

講師の真田氏は、毎日新聞社でブランド戦略担当当時、ごみが山積していた富士山の再生に取り組む等環境問題に関心がありました。また、当時の日本の環境副大臣から日本語の「もったいない」という概念を世界に広めたいという依頼を受け、ワンガリ・マータイ氏に白羽の矢を立てました。マータイ氏は、ケニアの緑化と女性の経済自立を支援するため、植林活動NGO「グリーンベルト運動」を創設し、2004年に環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞した方です。

そして、真田氏は、マータイ氏に「もったいない」の概念(リデュース、リユース、リサイクル、そしてリスペクト(生命の尊重)を一語で表したもの)について説明し、共感したマータイ氏が「もったない」を世界に発信、現在の活動へとつながっています。

毎日新聞社は「もったいない」を広めるためにMOTTAINAIキャンペーンを開始し、グリーンベルト運動と共同で2009年からケニアに植林を開始、現在までに約380万本を植林しています。そして、この活動を継続するために、MOTTAINAIを商標登録し、お弁当箱などのMOTTAINAIオリジナル商品の売上の一部を寄付しています。このような資金がなければ、植林活動などの社会貢献は継続できないという現状を語りました。

最後に、真田氏は活動成功のキーワードとして「ロマン、ガマン、ケツダン」を挙げ、使命感を持って何事にも取り組むよう学生を激励しました。



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