検索ワードを入力してください。
学生生活|社会貢献
2015/04/16
APU硬式野球部16名が、2014年2月19日~25日の7日間、スリランカにて野球を通じた国際交流・社会貢献活動を行いました。これは「スリランカ野球文化の発展に貢献する」ことをコンセプトに、スリランカ出身の学生で、野球で母国のナショナルチームにも所属していた経験のあるRAIGALA Dasili Lekamalage Shanaka Chathumadha J.さん(国際経営学部2回生、スリランカ民主社会主義共和国)が、母国でのつながりを活かし、APU硬式野球部に提案したことで始まりました。
APU硬式野球部は、スリランカでは野球道具や環境が整っていないことが多いという状況を受けて、現地の中高生への野球教室の実施や、日本で道具を集めて寄贈することを目指して準備をすすめました。遠征に必要な資金や道具については、野球連盟や企業、野球部OB会や一般の方々など、多方面からの協力や支援を受けました。
現地では、大学スリランカ代表チーム、Royal College U-19、Asia Baseball Clubとの親善試合を行い、スリランカの野球チームであるAsia Baseball Clubが7日間に渡って同行しました。また、Royal Collegeの協力で、会場だけでなく滞在に関わる様々なサポートをしていただきました。
現地の中高生に向けた野球教室では、ポジション毎でのレクチャーを行いました。野球教室実施後には150kgにも及ぶ野球道具の寄贈が行われました。スリランカでは高価である野球道具を受取った生徒たちは、満面の笑みで喜んでいました。
本遠征を終えて、硬式野球部員の田中将吾さん(国際経営学部3回生、日本)は、「野球教室では、子供達の輝いた目や白球を一生懸命追う姿に感動したとともに、自分が野球をできていることが当たり前ではないということを感じ、改めて野球ができることに感謝しなければならないと思いました」と感想を述べ、代表である増本吉輝さん(国際経営学部3回生、日本)は、「今後も続けることで、この第一回目の活動が活きて来ると考えています。これからも継続的に行えるよう努力していきたいと考えています」と、次回への意気込みを述べました。
スポーツを通じた国際交流・社会貢献を実現したこの取り組みは、日本およびスリランカのメディアでも取り上げられました。また、第87回選抜高校野球大会でスリランカ出身のAPU卒業生SIRIGAMPOLAGE Sujeewa Jayantha Wijayanayakeさん(2010年春 アジア太平洋学部卒業)が審判員として活躍し、APUとスリランカの野球を通したつながりは、より深いものとなって来るでしょう。