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APU学長より新年のご挨拶

2014/01/01

2014年1月1日
是永 駿
立命館アジア太平洋大学長


2014年、新年のお慶びを申し上げます。

APUは、開学から14年、突出した斬新なコンセプトとシステムとで、日本の高等教育のグローバル化を牽引してきました。今年はその真価が問われる一年となるでしょう。IT革命は現代の人類史を根底から変え、世界の高等教育は世界規模でのフリーマーケットと化しつつあります。大学はその存在する意味と価値とを自ら証明し、identifyすることを求められています。世界の大学との競争に打ち勝つためには、差異化と高品質化が欠かせません。内実を鍛え整えることを通じて、AACSB認証、文科省スーパーグローバル大学事業、大学基準協会認証などの客観評価をクリアし、自らの地平を切り拓いていきたいと思います。

私立大学は自らの理念を掲げて創設されています。APUの「自由、平和、人間性」という気高い理念は、予感される近未来の現代史の激動の中にあって、ますますその普遍的価値を高めています。昨年12月5日にこの世を去った南アフリカのマンデラ元大統領の、自由を求める不屈の精神と、勝利を勝ち取ったあとの寛容の精神に、私たちは深く学ぶ必要があります。自由を尊び、多文化が平和に共存するAPUのキャンパスこそが人類史の未来を予見しているのです。



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