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講演・シンポジウム|来学者
2013/09/24
2013年9月9日(月)、「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」の著者であり、中国研究者でもあるハーバード大学ヘンリーフォードⅡ社会科学名誉教授 エズラ・F・ヴォーゲル氏が「鄧小平以降の中国の外交政策や日中関係」をテーマにAPUで講演を行い、学生や一般の方約300人が熱心に耳を傾けました。
ヴォーゲル氏は、中国の近代化や日中関係の改善に尽力し、「現代中国の父」と称される鄧小平について詳しく説明し、「彼は、日中関係は平和的に進んだ方がいいと考えていました。将来を見通して、文化や青年交流を大事にしていたのです。この姿勢は、これからの日中関係の参考になります」と述べました。
続く質疑応答では、現在の日中関係について触れ、「中国の国民は、戦後の日本が平和を重んじ、世界での平和貢献に尽力したことを理解しなければなりません」とし、日本政府に対しては、靖国神社参拝や「村山談話」に言及し、これからの中国との外交政策について冷静な対応を求めました。
会場には、広瀬 勝貞大分県知事や村山 富市元首相等も姿を見せました。特別講演の様子はUstreamで配信し、動画は「APUギャラリー:エズラ・F・ヴォーゲル氏 特別講演会」でご覧いただけます。
本講演会は、大分県と大分合同新聞社の後援のもと、開催されました。また、ヴォーゲル氏は豊の国かぼす特命大使および本学のアカデミック・アドバイザー*に就任されています。
* アカデミック・アドバイザーは、APUの特に教育・研究の高度化に向けてご支援をいただく組織で、ノーベル賞受賞者をはじめ国内外の著名な研究者・教育関係者の方々に委員に就任していただいています。APUが主催する国際会議や特別講義、講演会などにお招きし、学生・教員との直接的な触れ合いを通して、教育・研究の活性化に貢献していただいています。