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2013年春期学位授与式

学生生活|イベント

2013/03/15

2013年3月15日(金)、2013年春期学位授与式を挙行し、23カ国・地域出身の卒業生719名が巣立ちの日を迎えました。会場となった別府ビーコンプラザには、卒業生の門出を共に祝おうと、父母の皆さんや友人、後輩が大勢駆けつけました。

是永 駿APU学長は「これからの新しいアジアそして世界の未来を創るのは若い皆さんの力です。とりわけAPUで育った皆さんにはその中心的な存在として活躍してほしいと思います。第二次大戦終結からまもなく70年になろうとしていますが、東アジアは依然として対立の構図が続いています。この負の構図を未来志向のプラスの構図に変えるには、APUの異文化環境の中で鍛えられた皆さんの開かれた精神が大きな力となるでしょう」と卒業生へ激励の言葉を贈り、学部代表者、大学院研究科代表者に学位記を授与しました。

続いて、学部卒業生および大学院卒業生の代表がそれぞれ、APUでの学生生活を振り返って挨拶しました。今年度の安藤百福名誉博士栄誉賞(*)を受賞した学部生代表の永野 雄太さん(APM4、日本)は「思い出してください。APUのカフェテリアの前に立ってタイ、インドネシアや日本さらには他の国・地域で起きた自然災害の支援金を集めたのは誰ですか?戦争についてセミナーや展示会を企画したのは誰ですか?APUの学生が、国籍にかかわらず私たちが集まってそれらをやってきたのです。もし私たちのアイデアを集約し行動できるなら、世界で起きている問題を解決することは可能だと信じています」と共に卒業する仲間や在学生に向けてエールを送りました。

またTHIHA KO KOさん(GSAM、ミャンマー)が大学院卒業生を代表して「APUは、自由・平和・ヒューマニズムと、国際相互理解の本質的価値に基づく教育を提供してくれました。したがって、私達はたとえ異なる分野を学修したとしても、同じ価値観を共有しています。そして私は、今後私達APU生が世界のあらゆる場所にこれらの価値観を広めることができると信じています」と決意を述べました。

更に、学業や課外活動で顕著な活躍をしたとしてHUSNA Nurrotulさん(APS4、インドネシア)とYOO Jin Wookさん(APS4、韓国)の2名が学長賞を受賞し、壇上で表彰されました。

式の最後に、卒業生全員が“We are APU”の掛け声とともに立命館カラーの学帽を頭上高く投げ上げ、それぞれの新たな目標に向かって旅立ちました。

*安藤百福名誉博士栄誉賞(オナープライズ)
故安藤百福名誉博士(日清食品株式会社 創業者)のご厚意により設立された奨学金です。学部の卒業予定者で、意欲的な進路の目的を掲げ、将来、アジア太平洋地域で大きな貢献を果たそうとしている者を励ますことを目的としています。

尚、今回の卒業式の様子はUSTREAMを使ってライブ中継しました。配信映像はこちらからもご覧いただけます。
APUギャラリーhttps://www.apu.ac.jp/home/gallery/article/?storyid=42



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