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11月16日（土）、「Oita Space Hike 2024 宇宙研OITA」（主催：大分県先端技術挑戦課、後援：大分県教育委員会、運営：大分朝日放送株式会社）がAPUにて開催されました。「Oita Space Hike」は、大分県内の小中高生が宇宙や科学・先端技術に挑戦するきっかけをつくる、宇宙教育イベントです。当日は県内在住の小学生から高校生までの13名が参加し、次世代を担う若い世代が宇宙技術への理解を深める場となりました。

イベントでは、東京大学工学系研究科の中須賀真一教授による特別講義が行われました。中須賀教授は、これまでに手がけた宇宙探査機や小型衛星の打ち上げミッションについて具体例を挙げながら解説し、宇宙開発の最前線で求められる技術や課題、その挑戦の意義について参加者に丁寧に語りかけました。参加した児童・生徒たちは、目を輝かせながら教授の言葉に耳を傾けていました。

続いて、ロケットの推進機構についてのレクチャーと実験が行われました。参加者は7つのチームに分かれ、ミニ四駆を用いてロケットの原理を実験で検証しました。各チームは限られた材料と時間の中で試行錯誤を繰り返し、創意工夫を凝らした改良を施しました。参加者はこの過程を通じて、科学的思考や問題解決能力を実践的に学びとっていました。

実験の集大成として行われたチーム対抗コンテストでは、各チームが工夫を凝らした成果を発表しました。中須賀教授からの講評と表彰が行われ、参加者たちは努力の成果に満足そうな表情を浮かべていました。

今回のイベントは、未来の科学技術を担う若者たちにとって、宇宙分野の最先端に触れる貴重な経験となりました。APUはこれからも地域と連携し、地域の未来を創る活動を応援します。