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講演・シンポジウム|研究
2019/08/08
2019年7月3日(水)、平成30年度文部科学省私立大学研究ブランディング事業採択事業であるインクルーシブ・リーダーシップセンター (CIL) 設立シンポジウムを本学で開催しました。 学生、教職員およそ80名がシンポジウムに出席しました。
このセンターは、多様な価値観を組織の力に変換することができる人材「インクルーシブ・リーダー」育成のための研究、実践を行うことを目的としています。国内外でも稀なダイバーシティー環境を実現している本学で、その特徴を活かして理論化・体系化することを目指し、さらにそこで得られた知見を広く社会と共有しながら、より豊かな社会の実現に取り組んでいく研究拠点となります。
シンポジウム冒頭には、CILのセンター長であるALCANTARA Lailani Laynesa 国際経営学部教授によるセンター紹介が行われ、「インクルーシブ・リーダーシップの学術的研究、教授法、及び実践方法について探求・推進していく」というCILのミッションと「輝かしい、持続可能な未来に向けて果敢に挑戦をするインクルーシブ・リーダーのネットワークを構築する」というCILの目標を参加者と共有しました。
その後、2名の基調講演者による講演が行われました。コロラド州立大学 Lynn M. Shore氏は、「リーダー・インクルージョンと包括的な職場づくり」と題し、ダイバーシティーを最大限に生かすために必要な社会的アイデンティティや、職場づくりにおける帰属性と唯一性の重要性について講演しました。ライフネット生命保険株式会社 千浦郁布子氏は、「ライフネット生命のダイバーシティー経営」と題し、ダイバーシティー及びLGBTに関する同社の取り組みについて、商品・サービス・働きやすい環境づくりという切り口で講演しました。
また、パネルディスカッションでは、基調講演者2名に加え、コーネル大学のMark B. Milstein氏、Monica Touesnard氏を迎え、組織におけるインクルージョンとダイバーシティーについて議論を深めました。
閉会式では、CIL副センター長の篠原欣貴 国際経営学部准教授が「APUのダイバーシティーな環境を生かし、どうやったらインクルーシブ・リーダーになれるかを研究することで、APUをもっとユニークな大学にしていきたい」と抱負を述べ、シンポジウムは幕を閉じました。
今後のCILの展開にご期待ください。
CILの詳しい情報は、下記HPをご参照ください。
URL:https://www.apu.ac.jp/cil/