学生ブログ

スウェーデン留学 #2:スウェーデンの授業スタイルと観光学の違い

読了時間: 4分

一年半の準備期間の後、やってきたスウェーデン。今回は留学中の授業などを紹介します。

スウェーデンの授業スタイルと学生の多様性

スウェーデンの大学は同時に複数の授業を受けるAPUと異なり、5週間で1つの授業を集中して受けるというスタイルが基本です。私が受講していたコースでの学生の割合は、スウェーデン人が3割、中東系の移民が2割、ヨーロッパ各国の留学生が4割、アジア人が1割で日本人は私1人でした。リンネ大学では毎回の授業でグループワークとグループプレゼンテーションが必須であり、それぞれバックグランドが異なりコミュニケーションの取り方が違う学生同士、意思疎通に苦労しました。ですがAPUでも国内生や国際生と協働し、ディスカッションやプレゼンテーションを通して自分の意見を発信する機会が多いです。そのため留学先でもAPUで培った経験を活かして、どう伝えるか試行錯誤しなんとか課題を乗り越えることができました。

リンネ大学とグループワークの様子

リンネ大学とグループワークの様子

プレゼンテーション

プレゼンテーション

留学先で感じた観光学の違い

留学先で感じた観光学の違いは、持続可能性が観光の軸として強く意識していたことです。授業ではSDGsの制定やコロナ禍により観光業が打撃を受けたことを新しいビジネスチャンスと捉え、持続可能な観光の形への転換が必要だという議論がなされました。実際に環境への負荷を削減のために、サステイナブルな取り組みを行っているホテルを見学する機会もありました。さらに地域の農業を観光に取り入れたフードツーリズムについての授業を受け、地域住民との協働のあり方についても学びました。留学先での実例を通して学ぶことで、サステイナブルツーリズムへの理解が深まりました。

友達作り

スウェーデンの伝統的なクリスマステーブル
スウェーデンの伝統的なクリスマステーブル

最初の頃は英語を話す自信がなく、私の内向的で人見知りをする性格も相まって友達作りに悩みました。APUと違い日本語話者が他にいないことが不安でしたが、裏を返せば「やるしかない」と踏ん張れたのもこの環境だったからだと思います。友達を作る上で私がしたことは自分から話しかけてみることと、話のきっかけになるような質問を英語で事前にいくつか用意したことです。初対面のヨーロッパの学生に話しかけるのはとても勇気がいりましたが、このままでは留学に来た意味がないと思い一歩踏み出してみました。その結果お互いの家を行き来するほど仲の良い友人ができ、クリスマスには彼女の家族のクリスマスディナーに呼んでもらったり、帰国前にも一週間ほど実家に泊まらせてもらったりしました。留学当初新しい環境に飛び込み不安でいっぱいでしたが、自分から勇気を出して行動したことでかけがえのない友達に出会うことができました。

旅行

EU圏内はパスポートの提示が不要なため、留学期間中は授業の合間を縫って色々な国に旅行しました。APUの同じ期間に留学をしている友達と合流してフランスやスイス、デンマークにも行きました。留学先で友達と会えるのも留学先が豊富なAPUだからこそだと思います。度々遅延にも巻き込まれましたが、留学期間中ヨーロッパ旅行をしたことは最高の思い出です。

次回は留学を終えての感想です!

伊達 愛果
伊達 愛果

こんちには!サステナビリティ観光学部(ST)3回生のまなかです。本を読むことが好きでSPAに入りました。SPAではST1期生として学部の魅力や、24秋から行く予定のスウェーデン留学などについて書いていきたいです。よろしくお願いします。




  • LINEで送る

PAGETOP