検索ワードを入力してください。
読了時間: 3分
新学期が始まり、APUに国内外から多くの学生が集まりました。APUの仲間たちと話していると、新たな挑戦をしようとしている学生が沢山いる事を実感します。中でも「海外留学に挑戦したい」と考えている学生が多いようです。それと同時に、ヨーロッパやアジアなどの”第一言語が英語ではない地域”への留学に対する不安を抱えている学生が多くいます。今回は、インドネシアに留学した井上登志生さん(国際経営学部4回生)の経験を元に”第一言語が英語ではない地域”への挑戦を後押しします。
留学前、井上さんはインドネシア語の講義を受講しておらず、初心者レベル。そのため、現地のインドネシア人とオンラインで会話することで語学力の向上と現地文化の理解に努めました。このような自主的な準備が、現地での生活をよりスムーズにし、積極的な姿勢を育んだといいます。
現地では語学学校に通いながら、寮での生活を送りました。印象的だったのは、人々の明るくフレンドリーな性格。とくに寮のおばさんが毎日のように話しかけてくれたことで、井上さんは言語の壁を越えて心の距離を縮めることができたそうです。
一方で、現地の人々の多くが英語を話さないことには苦労もあったそうです。3人に1人は英語が通じない中、「どう伝えるか」を模索する日々。それでも井上さんは、「伝わらなくても落ち込まず、伝わるまで話し続ける」という姿勢を貫きました。その経験は、語学力だけでなく、粘り強さや相手を理解しようとする姿勢を育てる貴重な時間となりました。
帰国後は、外国人と話すときの心理的ハードルがぐっと下がったと話します。以前は躊躇していた場面でも、今では自然と話しかけることができるようになったそうです。この変化は、将来行政に携わりたいという井上さんの夢にとっても、大きな力になるはずです。
英語圏以外への留学は、不安や壁も確かにあります。しかし、その先には、多言語環境ならではの学びと成長が待っています。私も留学を経験したうえで大切だと感じた「伝える力」と「伝わらないことに耐える力」を育てたい人にこそ、英語以外の言語が飛び交う地域への留学はおすすめです。
皆さんも、ぜひ一歩を踏み出してみてください。世界は、英語だけでは語りきれない魅力にあふれています。
ボンジュール!APM4回生のソラです。2023年秋から1年間、フランスに交換留学しています。APU生だから経験できたことや留学での経験を伝えることで、皆さんに国際交流の魅力伝えます。