ニュース

「難民という言葉のない世界を創る」が難民写真展を開催

イベント|SDGs

2026/08/31

2026年8月5日(水)から8月9日(日)までの5日間、学生団体「難民という言葉のない世界を創る」が、別府市美術館にて難民写真展を開催しました。「難民という言葉のない世界を創る」は、サステイナビリティ観光学部の上原優子教授のゼミ生により発足し、今年で活動9年目を迎える学生団体です。これまで、APUキャンパス内外で難民写真展を毎年開催し、複雑な要素が絡み合った難民問題について多くの人と一緒に考える場となることを目的に、継続的に活動を行ってきました。

今年の写真展では、「未来に向けて再構築する」をテーマに、ミャンマー、ウクライナ、シリア、ベネズエラの4カ国を取り上げ、難民となった人々の姿や暮らしを伝える写真40点と、それぞれの国の状況を紹介するポスターを展示しました。団体は、鑑賞者が難民の置かれる厳しい現実だけではなく、困難な状況でも未来に向かって生きる力強さや希望にも目を向けられるよう、展示内容を構成しました。また、広島・長崎の原爆の日から終戦の日へと続く時期に開催された、鑑賞者が過去の戦争の記憶と、今なお世界各地で戦争や紛争によって故郷を追われる人々がいる現実を重ねて考えられるよう、難民に関する映像に加え、日本の原爆に関する映像を併せて上映しました。

来場者からは、「つらい状況でも子どもが笑顔になっているのを見て、胸が痛かった」「難民の方々との共生というテーマを考え直さなければならないと、強く感じることができた」といった感想が寄せられました。

【団体からのコメント】

「難民」という言葉を聞くと、戦争や迫害などのつらい状況を思い浮かべる一方で、自分とは遠い世界で起きている出来事のように感じてしまうこともあると思います。私たちは、難民問題を「遠くの誰かの問題」ではなく、自分たちにもつながる問題として捉え、ともに向き合うことを大切にしてきました。

今も世界各地で、戦争や紛争、迫害などによって故郷を離れざるを得ない人々が生まれています。だからこそ、難民問題について「知る」だけで終わるのではなく、その現実を受け止め、自分たちに何ができるのかを考え、行動につなげていくことが必要だと考えています。

今回のテーマ「未来に向けて再構築する」には、困難な現実を前にして立ち止まるのではなく、その現実を知った私たち自身が、これからどのような未来をつくっていくのかを考えたいという思いを込めました。知ること、考えること、誰かに伝えること、そして小さくても行動すること。その一つひとつが未来を再構築する力になると私たちは考えています。今回の写真展が、自分と世界とのつながりに気づき、「自分にもできることがある」と未来に向けた一歩を踏み出すきっかけになることを願っています。



  • LINEで送る

PAGETOP