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学生生活|イベント|SDGs
2026/08/24
2026年7月14日(火)、社会課題の解決に挑む学生の取り組みを支援する制度「プロジェクトB」の採択団体である「YTBラボ」が、ミレニアムホールでファッションショーを開催しました。本イベントは、約9か月にわたる活動の集大成として実施されたもので、不要になった布をアップサイクルして制作した様々な国の伝統衣装が、パフォーマンスとともに披露されました。
YTBラボは、世界各国の伝統衣装の美しさを社会に残すために、アップサイクルを通じて伝統衣装の新たな可能性を発信する活動を行っています。活動のきっかけとなったのは、APUで開催されるカルチュラルウィークをはじめ、学内で様々な伝統衣装を着る機会があったことでした。国や地域ごとに異なる色彩の豊かさや、多様なデザインが織りなす魅力に惹かれ、その魅力をより多くの人に伝えたいと考えるようになりました。その中で、宿泊施設で使用されるベッドシーツが、わずかな汚れや傷みを理由に大量に廃棄されている現状を知り、不要な布をアップサイクルして伝統衣装としてよみがえらせるプロジェクトを立ち上げました。
プロジェクトでは地域の方々に、ベッドシーツやカーテン、テーブルクロスなど、不要な布の寄付を募りました。団体は、それらの布を用いたワークショップを学内で3回実施し、多くの学生がYTBラボの活動理念に触れながら、アップサイクルを体験できる機会を創出しました。第1回ではノボリバタプロジェクト代表の安部雅枝氏の協力のもと、廃棄予定だったのぼり旗を用いて織機で着物の帯を制作し、第2回では、マレーシアの伝統染色技法であるバティックを体験し、生地を制作しました。さらに第3回では、温泉染め研究所の行橋智彦氏の協力のもと、温泉染めワークショップを開催し、温泉資源を活用した別府ならではの体験を学生に提供しました。


当日のファッションショーでは、アップサイクルされた布を用いた9カ国(インド、韓国、タイ、中国、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、日本)の伝統衣装を身にまとった学生たちが、次々に会場内を練り歩きました。衣装ごとに、使用された素材や制作過程、各国の文化的背景が日本語と英語で紹介され、アップサイクルの可能性と各国の伝統文化の美しさを感じられる時間となりました。また、来場者に伝統衣装だけでなく、それぞれの言語の魅力も感じてもらいたいという思いから、各国・地域の言語によるナレーションを取り入れ、モデルがそれに合わせてパフォーマンスを行う演出も取り入れられました。会場は多様な言語と文化が交差する国際色豊かな雰囲気に包まれ、APUならではの多文化共生を体現するイベントとなりました。
YTBラボの活動を通して、参加者の皆さんが伝統衣装やアップサイクルに興味を持ってくれている様子を見られたことは、活動を続けるうえで大きな励みになりました。学生や地域の方々の新たなつながりを生み出せたことも、大きな成果の一つだと感じています。
プロジェクトを立ち上げた頃は、自分の考えがうまく伝わらず悩むこともありました。ですが、活動を続ける中で、相手に求める前に自分の伝え方を見直すことの大切さを学びました。また、周囲に働きかける際は、自分自身が率先して行動することが重要だと実感しました。この活動に挑戦したからこそ、自分の成長すべき点に気づくことができました。
何かに挑戦するとき、成功するかどうかを不安に感じることがあると思いますが、取り組む過程でしか得られない学びがあります。挑戦したいことを見つけたら、ぜひ一歩踏み出してみてください。



